コード・ブルー（ Ⅲ ） 3→4 (ページ24)

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それから少しして、冴島は腕時計を見て立ち上がる

冴島「あ、私、そろそろ帰らないと…」

白石「そっか、気をつけてね？」

冴島「はい(微笑)」

緋山「心配性の旦那は困るよねww」

『ほんまそれね。』

冴島「ふふっ(笑)じゃあ、また明日。」

白石・緋山・A「お疲れ様～」

冴島「藍沢先生、お先に失礼します。」

藍沢「あぁ、気をつけてな」微笑

冴島「はい^_^」

冴島が、帰ってからしばらく後…

緋山はだいぶ酔っ払ってきて、愚痴を言い始めた...

ガシャン

緋山はグラスを叩きつけた。

緋山「だいたいさぁ、あの研究はずっと私が続けてたのね。
論文も書いてたし...それを取り上げるって酷くない？」

恒夫「ん～？…ねぇ、何かあったの？」

『周産期医療センターっていう緋山がいた所で、論文の報告会があって』

恒夫「うんうん。」

緋山「教授は私を、戻す気なんかないの。
"緋山先生は救命が合ってますよ、しばらく居たらどうですか？"だって～っ T_T」

と緋山は泣き崩れ、テーブルに突っ伏した。

白石「緋山先生のポジションに、もう別の若い人が入ってたらしいの」

恒夫「あらららら？
若い女に取られたの？」

緋山「そうなのよ～
若いのよ、可愛いのよ。何あれ！？」

『緋山も充分可愛いと思うなぁ。私は可愛い子より美人な子のほうが好きやわ。』

緋山「ほんとぉ～？♡A好きぃー♡」

と抱きついてくる緋山に…

白石「いやいや、怒るとこそこじゃないでしょ」

ツッコむ白石。

すると、フラフラ立ち上がり、

緋山「白石、」

白石「ん？」

緋山「あんたがしっかりフェローを育てないから、こんな事になるんだからね！」

白石「こっちだって苦労してんの。見て、このレポート！フェロー3人の特性と指導法を書けって！

そんなの、ひと月見たぐらいじゃ分かんないよ、
特に名取先生！この人ほんとわかんないっ」

『ｽﾀｯﾌﾘｰﾀﾞｰは大変やねぇ…。』

白石「そう思うなら手伝ってよ。」

『やーだよ。(´ｰωｰ`)』