コード・ブルー（ Ⅲ ） 3→4 (ページ3)

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その頃、医局のフェローたち…

灰谷「おはようございます！」

名取「！！！」

横峯「キャッ！」

医局に入ってきた名取と横峯は急な声に驚く。

名取「また随分早いね」

灰谷「今日僕ヘリ担当だから」

名取「いや、お前緊張し過ぎだろ。」

灰谷「...(ˊ◦ω◦ˋ)」

横峯「フライト、(倉科)先生となんでしょ？

大丈夫だよ！」

灰谷「うん...」

一方、小児科…

橘「おはよう」

一同「おはようございます」

橘は出勤前に、息子の優輔の病室へとやってきた。

橘「おはよ、優輔」

優輔「おはよ。」

橘「ほら、持ってきたぞ。今日の新聞」

優輔「ありがとう！」

橘「何で新聞何か急に読め始めたんだ？」

優輔「う～ん...別に？漢字の勉強になるから」

橘「嘘つけ～、じゃ、お父さん昼にまた来るから」

優輔「うん！」

といい、橘は病室を出て、救命へと向かった。

そして、1日のスタート、カンファレンスが始まる

橘「今日も1日よろしくお願いします」

スタッフ全員「お願いします」

『さ、今日頑張るかぁ～。』

すると、誰かのPHSが鳴る。

藍沢「はい...」

藍沢であった。

藍沢は電話をし終わると救命から出ていった。

藍沢が向かった先は、小児科だった。

そして、ある部屋の前で止まった。

その中には、天野奏がいた。

奏は心電計や救急車のサイレンの音などを聞き、
ピアノでマネをしていた。

しかし、今度は何か別の曲を弾きだした。

奏「...」

♪♪

藍沢「(はぁ...)」

ガチャ

藍沢は扉をあけて中に入る。

藍沢「なんでここに居るんだ」

奏「いい曲でしょ、藍沢先生の即興曲。

"怒り" (^^)」

藍沢「はぁ…」

その頃…脳外科では

新海「奏ちゃんの検査結果ですが」

と新海が奏の両親と、話をしていた。

藍沢「今新海が説明してるだろ、ちゃんと聞け。3.5cmは危険だ、もう待てない」

奏「...やっぱ、手術しないと駄目なのかな～」

♪♪♪

藍沢「...」

脳外科で一通りの説明を受けた奏の両親は…

奏父「すぐに手術してやってください、お願いします！」

奏母「ピアノは...」

奏父「えっ？」

奏母「弾けなくなるかもしれないんですよね？」

新海「はい」

父・母「...」

命とその人の命よりも大切だと思っているもの、

どちらかを選ばなければならない。
中には命を捨ててでも、大切なものを望みたいと思う人もいる。...それでも医者は命を優先する。