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白石「...ダメージコントロールのポイントって何だか分かる？」
灰谷「えっ？...アシドーシス、低体温、凝固障害」
白石「うん、それも大事ね。でもね、ダメージコントロールの1番のポイントは臆病であること」
灰谷「…え？」
すると、Aが口を開いた。
『秋元さんの場合、出血を止めようと無理にオペを続行していたら、最悪の事態になっていたかもしれない。
あの時、このままやるのは危ないって手術を一旦中断したから今、秋元さんは生きてる。
その判断ができたのは藍沢にも臆病な1面があったから。』
灰谷「...」
藍沢「...」
白石「灰谷先生が医者に向いてるかどうは分からない。私だって毎日、自分は向いてないって思うし。
だけど、臆病である事も医者の素質として必要だと私は思う」
灰谷「...」
すると、藍沢はパソコンの画面を見たまま言う？
藍沢「シアンのにおいは感じる人間と感じない人間がいる。」
灰谷「えっ？」
思わず、Aの方を見る灰谷。
Aは頷いた。
藍沢「感じるのは40%で、お前はたまたまその40%のうちの1人だった。
それで...患者と冴島の命を救う行為に貢献した」
灰谷「...」
その言葉に灰谷は涙を浮かべた。
-*- -*- -*- -*- -*- -*- -*- -*-
食堂では雪村がお昼を食べていた。
そこへ…横峯がやってきた。
雪村「！？」
横峯「お疲れ様、ねぇもう4時だよ。
お昼じゃないじゃんね〜」
雪村「あの...席なら他にも...」
横峯「いただきま〜す！
あっ、そういえばナースの訓練どうだった？」
雪村「完璧でした。次は冴島さんと乗って私1人で、全部やってみせます」
横峯「ふ〜ん」
雪村「(聞いてないし…)あなたの方がハート強いですよ。」
と言ったが、
横峯「ハート？これ？可愛いでしょ」
雪村「はぁ...(´-ω-`)」
横峯はわかっていなかった(笑)
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作者名：ﾌﾟﾘｨﾈ | 作成日時：2017年9月26日 20時
