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小児科
待合室にて座っていると…
『ほら、絵本あるよ。順番来るまで読もう？ね？』
愛来「」
しかし、愛来はイヤイヤと首を振ってAの腰元に抱きついたままだった。
その時だった。
Aの スマホが鳴る。
新海に愛来を預けて、少し離れて電話に出る
藤川「［倉科か？悪いな、非番のときに。
今、大丈夫か？？］」
電話は藤川からだった。
『ええ。どうかしたの？？』
藤川「［ニュース見たらわかると思うんだが、遊園地の観覧車が倒壊したんだ。
ヘリで藍沢、白石、緋山とフェローたちが現場に向かった。
俺は今、患者を翔北に連れ帰ってきたんだが、処置したらまた現場に戻らないといけないんだ。
どうにか来れないか？］」
『わかったわ、すぐ行く。』
藤川「［すまん、30分ぐらいで来れるか？］」
『大丈夫よ、じゃああとで！』
と電話を切った。
そこへ新海が愛来を抱き上げてやってくる。
『…』
新海「行ってこい。お前の手が必要なんだろ？」
『でも…愛来の注射。。』
新海「任せとけ、必ず受けさせる。大丈夫だ」
そう言う言葉は信じていたものの、愛来の表情を見るとやはり心配になる。
『愛来、ママ…行ってもいいかな？
お注射、パパと頑張れる？？』
愛来「ママ、行っちゃうの…？」
ズキンと胸が痛む。
普通の母親ならこんな時ずっとそばに要られるのに…こんなにも子供に寂しい思いをさせてしまうのがこの仕事の辛いとこだ。
『…うん、痛い痛いの人がいっぱい居るって言われたんだ。
辛い思いして泣いてる子も、痛くて苦しんでる子もいるの。
ママはその人たちを助けてあげたい。』
すると、愛来は…
愛来「ママ、行って？」
『…愛来、、』
「愛来、がんばる！お注射がんばる！！
だからママも頑張ってね！絶対助けてね！」
『…、、ありがとう。。』
そう言って、愛来を抱きしめると新海に託し、
救命に向かって走り出した。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
そんな母親の背中をみた愛来は新海の腕の中で呟いた
愛来「パパ」
新海「んー？」
愛来「ママ、かっこいいね」
その言葉に一瞬驚きながらも、新海はすぐ優しい顔になり微笑んだ。
新海「…あぁ。ママは世界一可愛くてかっこいいよ」
と笑いかけたのだった
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ﾌﾟﾘｨﾈ(プロフ) - ymer0704さん» ごめんなさい、13を書くことにしたので番外編消しちゃいました。 (2018年1月3日 20時) (
レス) id: f6a2ed9c3b (このIDを非表示/違反報告)
ymer0704(プロフ) - 番外編はどこから見ることができますか？ (2018年1月3日 20時) (レス) id: 671b54ec78 (このIDを非表示/違反報告)
ﾌﾟﾘｨﾈ(プロフ) - みんさん» みんさんへ朗報です。新章ではないですが、番外編を書くことにしました。続きをお楽しみください (2018年1月2日 13時) (レス) id: f6a2ed9c3b (このIDを非表示/違反報告)
ﾌﾟﾘｨﾈ(プロフ) - なみさん» この作品は終わりですが、新作上げてるのでよかったら検索してみてください (2018年1月1日 22時) (レス) id: f6a2ed9c3b (このIDを非表示/違反報告)
なみ - こんばんは！いつも読まさせて頂いてました！新海先生大好きで中々小説ない中、ﾌﾟﾘｨﾈ様が書くお話が大好きでした！続編書かないってことですが、短編などでまたこの家族のお話読みたいです！葵ちゃんがお姉ちゃんになった話とか読んでみたいです！また待ってます！ (2018年1月1日 21時) (レス) id: daaf408da9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾌﾟﾘｨﾈ | 作成日時：2017年12月12日 20時
