82 ページ26
『見つかったときは…小さな腫瘍だった。。
でも手術するにも、、難しい場所にあるから手術はできないって。。他の病院も行ったけどみんな断られた。
成功率は2割にも満たないって
それに、私が治療に専念しちゃうと愛来ひとりになる。愛来は小さい頃から病気がちだったし、愛来には私がいなきゃって思うと死にたくない気持ちは募るばかり』
新海「で、今まで放置したと。ちゃんと説明は聞いたか？」
『聞いてたと思うけど、手術は難しいって言われてからあと…何言われたか覚えてないなぁ。』
新海「…お前の腫瘍は1年で恐ろしいくらい早いスピードで成長してしまった。
…1つだけ聞きたい。なぜ相談してくれなかった。
忙しかったや、離れてたからってのはナシだ。」
『…、、怒らないでね。。
できないと思ってた…。3年前私がトロントに行くまでのあなたはまだこんなに翔北のエースになるほどじゃなかった。
もし、この腫瘍のことを相談してもどうにもできないって言われるんじゃないかって。。
思ってた。
それに、心配かけたくなかった…から』
新海「そうか…。。」
『帰ってきたらあなたは2大エースになるほど、立派な脳外科医になってて。。
すごくびっくりした…、、もしかしたら私を助けてくれるかもしれない…って。。
期待…してた。
でも、、俺にもできないって言われたら…、、って思ったら、、どうしても言えなかった。。
もう…たらい回しにされるのは嫌…。。
愛するあなたの口からまで 助からないって言葉は聞きたくなかったの。。
ごめんなさい。。ごめんなさい…』
大好きなあなたにだけは知られたくなかった。
こんなこと言ったら、、きっとあなたを悲しませる
ずっとそばにいるって…約束したのに…、
私はそれを守れないのだから。。
『死にたくない…。
私、しにたくないよ…っ、、。
ずっといっしょにいたいよ。みんなと…愛来と
あなたと……！』
気がつくと私の体は抱きしめられていた。
新海「A、A…っ」
『ねぇ…広紀。
私、、しんじゃうの…？
愛来の成長見届けられないの……？
怖いよ…、、私、怖い。しぬのが怖いよ…、、
生きたいよ…っ、、』
抱きしめられる体に訴えかけるように…
そう言った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 368人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
草食獣(プロフ) - 続編すごく気になります (2017年12月12日 22時) (
レス) id: b1facee860 (このIDを非表示/違反報告)
Asagi(プロフ) - 続編楽しみにしています。 (2017年12月12日 22時) (レス) id: 3aa4eacbc3 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！すごく面白かったので続編楽しみにしてます！ (2017年12月12日 20時) (レス) id: 05c1c60bfc (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！続編とても見たいです！！！ (2017年12月12日 20時) (レス) id: 93605edd34 (このIDを非表示/違反報告)
machida(プロフ) - 続編読みたいです！ (2017年12月12日 20時) (レス) id: def14193a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾌﾟﾘｨﾈ | 作成日時：2017年10月22日 0時
