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夕方…
藍沢はヘリポートにやってきて、ヘリに触れていた。
すると、座りこんだとき
誰かがやってきた。
白石「よかった、トロント行き決めてくれて」
藍沢は奏の一件に一区切りついて、西条へトロントを辞退すると言ったのを取り消しに行ったのだ。
白石「いつ行くの？」
藍沢「年明けには」
白石「…そう」
白石は微笑んだ。
藍沢「9年前、ここに来た理由は難しい症例が集まるからだった。」
白石「そうね。」
藍沢「あの頃の俺は自分のために医者をやってた」
白石「うん。」
藍沢「今は、誰かのために医者でありたいと思う。俺はそれをお前たちから教わった」
白石は頷いた。
すると、藍沢は立ち上がり振り返ってヘリを見上げた
藍沢「俺は出逢いに恵まれた。お前との出会いも含めて。」
すると、藍沢は歩き出し白石の横を通り過ぎる
藍沢「どうだ？」
白石「え？」
そして、足を止め振り返る
藍沢「黒田先生の救命は越えられそうか？」
すると、白石は少し首を傾げて藍沢のいる方へ歩き出し、藍沢の横を通り過ぎる
白石「…ああ。たぶん無理ね。
いや、絶対無理。」
藍沢「そうか。」
白石は腰掛け、振り返った
白石「でも、落ち込まないことにした。
どうせ無理だから。他の誰かみたいに仕事をしようとおもっても。」
藍沢「…」
白石「灰谷先生が教えてくれた。こんな私でもできる医者に見えるって。迷いながら9年ここでやってきたら後輩からそんなこと言われた。
それなりに役に立ててるってことだよね？」
藍沢「もちろんだ。」
白石「私は私なりの救命を作っていくしかないんだって分かった。
強いリーダーシップもない。
すぐへこむ。
いつも迷ってばかり。
そんなリーダーが作る救命。それを精一杯やっていくしかないんだって」
すると、藍沢も白石の隣に腰掛けた。
藍沢「そうか。
なるべく早く見せてくれ。」
そう言うと藍沢は微笑んだ。
白石もそれに応えるように笑った。
そんなふたりの後ろ姿を夕日が照らしていた。
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星月-きらら-。(プロフ) - 初コメ失礼します！この話すっごくすきです！！！！！私もコードブルーが大好きなので笑笑更新これからも頑張ってください！！ (2018年7月7日 23時) (
レス) id: 0677ba1058 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 初コメントです、面白かったです！もし良ければ、1と2も作っていただけませんか？ (2018年6月22日 18時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
枝垂桜(プロフ) - ﾌﾟﾘｨﾈさん» わたしも、さっそく読み返してみて見つけれたらお伝えしますー。 (2017年10月19日 23時) (レス) id: 0129bd5b4e (このIDを非表示/違反報告)
ﾌﾟﾘｨﾈ(プロフ) - 枝垂桜さん» ちょこちょこ変えてたらごっちゃになってしまったんですよね。1 から統一してみますね！ (2017年10月19日 16時) (レス) id: f6a2ed9c3b (このIDを非表示/違反報告)
枝垂桜 - ﾌﾟﾘｨﾈさん» メインは倉科なんですけど、逢坂がありましたね…前篇に。もう一つあったはずなので、探してみます。 (2017年10月19日 15時) (レス) id: c1b4216d71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾌﾟﾘｨﾈ | 作成日時：2017年10月10日 22時
