検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:80,118 hit

4 ページ4

『優輔くん』


「A先生。なんか久しぶりだね」

『ごめんね。ちょっとバタバタしてて…』


「忙しそうね、救命」



空き時間に優輔くんのところへ行くと

ちょうど三井先生もいて申し訳なさそうに私に言う。



『いえ。

でも、だいぶフェローたちも鍛えられてきたようです』


「そう」


「A先生、ゲームしない?」


『お、いいね。

でも、私弱いんだから手加減してよ?』


「やだ。やるからには本気出すよ」


『私が本気出しても敵わないの知ってて言ってるでしょ?』


「そうだよ」


『言ったなー。絶対勝ってやる!』



三井先生が「大人気ないわよ、A」なんて

言ってる声が聞こえるけど、

私は全力で優輔くんと勝負して…負けた。


それも連戦連敗だった。



『…、参りました』


「だから言ったじゃん」


「優輔、ゲームばかりしてるから強くもなるわよね」



三井先生と笑い合っているとPHSが鳴った。



「A、ごめん。ピストン輸送になるから戻って」


『分かった。すみません、失礼します。

優輔くん、また来るね』



行ってらっしゃい、という2人の言葉を背に受け

私は救命に走った。




『何が来るの?』


「フォークリフトの誤操作による荷崩れ。

とりあえず今、藍沢先生、藤川先生、雪村さんが向かった。

患者さんが運ばれたらそのままピストンで

灰谷先生と横峯先生と一緒に行ってくれる?」


『了解。灰谷先生、横峯先生、準備して』


「「はい!」」



初療室で患者さんの受け入れ準備をしていると

ヘリが間もなく到着するという知らせが入り

急いでヘリポートへ向かう。



「A!…、気をつけて」


『?うん、行ってきます』



灰谷先生と横峯先生とヘリに乗り込もうとした時、

ふいにはるかが私の腕を掴んでそう言った。


私も近くにいた恵も不思議そうな顔をしていた。

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
384人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まお(プロフ) - キムチさん» こんちには(^^)コメントありがとうございます。リクエスト、承りました。本編が落ち着きましたら執筆させて頂きますので、しばらくお待ちくださいませ。この度はリクエスト頂きありがとうございました。 (2018年8月31日 15時) (レス) id: a4581f7272 (このIDを非表示/違反報告)
キムチ(プロフ) - リクエストです。冴島さんと夢主ちゃんが喧嘩をするお話を作ってください!おねがいします (2018年8月31日 13時) (レス) id: ce6e0260a0 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 灯火花道さん» コメントありがとうございます!私もいつも楽しく読ませていただいております(^^)頂いたお言葉を胸にこれからも精進してまいります! (2018年8月27日 13時) (レス) id: a4581f7272 (このIDを非表示/違反報告)
灯火花道(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!とても面白いです!文才もあるし、羨ましい…!!これからも更新頑張ってください!応援してます☆ (2018年8月27日 12時) (レス) id: 9d8469fa19 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まお | 作成日時:2018年8月25日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。