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「冴島さん、そこに残ってて!

A、心停止した!」



シーバーから聞こえた声に思わず冷凍室の前まで走る。



「A!」



扉の前で妹の名前を叫ぶと藤川先生がやってきた。



「はるか、ここにいろ。藍沢、お前も」



「分かった」



先ほどの患者を藤川先生に託して出来る限りの準備をする。



「扉開きます!」



作業員の声を受けて開いたと同時に中へ走る。



そこには横峯先生に心臓マッサージされている

Aの姿があった。



「A!」



「横峯、灰谷、後は任せろ。

お前たちは2人の患者を責任持って搬送しろ」



「はい!」



灰谷先生と代わってアンビューを加圧する。



「心停止して何分だ」


「気づいた時からは5分です。

実際には分かりませんが…」



「そうか。冴島、ルート取ってくれ」



「分かりました」



手早くルートを確保して点滴を吊るす。



「挿管しよう。7.0Fr.」



「はい」



喉頭鏡を渡し挿管チューブを準備し渡す。



「抜いてくれ」



挿管チューブからスタイレットを抜いて

アンビューバッグを接続する。



「頸動脈触れてます」



「換気を続けよう」



「はい」



その後、戻ってきたヘリで翔北に

Aを搬送する。



私はAの手を握ることしかできなかった。

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まお(プロフ) - キムチさん» こんちには(^^)コメントありがとうございます。リクエスト、承りました。本編が落ち着きましたら執筆させて頂きますので、しばらくお待ちくださいませ。この度はリクエスト頂きありがとうございました。 (2018年8月31日 15時) (レス) id: a4581f7272 (このIDを非表示/違反報告)
キムチ(プロフ) - リクエストです。冴島さんと夢主ちゃんが喧嘩をするお話を作ってください!おねがいします (2018年8月31日 13時) (レス) id: ce6e0260a0 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 灯火花道さん» コメントありがとうございます!私もいつも楽しく読ませていただいております(^^)頂いたお言葉を胸にこれからも精進してまいります! (2018年8月27日 13時) (レス) id: a4581f7272 (このIDを非表示/違反報告)
灯火花道(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!とても面白いです!文才もあるし、羨ましい…!!これからも更新頑張ってください!応援してます☆ (2018年8月27日 12時) (レス) id: 9d8469fa19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まお | 作成日時:2018年8月25日 10時

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