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side A
ゴロゴロしてたけれど、落ち着かない…！
結局午後は勉強した後にスーパーに行って料理した。
なんだか丸一日喋ってないし、虚しくなってきたな…
というわけで、出来心で電話をかけてみた。
『声なんか明日になれば聞けるだろ』
そうだけどさ！そうなんだけどね！？
『素直に言えば？俺ほんとにもうすぐで仕事終わるし』
その言葉に、口角が緩む。
「うん、」
恥ずかしくて、否定されそうで言えなかった言葉。
『俺は会いたいけど』
会いたい。口を開けた瞬間に言われた、え？
えぇ！？
心臓が急に飛び跳ねるみたいにバクバク言い出す。
『…返事は？』
なんかもう、夢みたいだ。私ほんとは寝てる？夢オチ？
『会いたくないの？』
「いや、会いたい。すごく、トテモ、私、会いたい」
『ふっ、訳わかんねー日本語喋ってないで、心の準備でもしとけば？』
違う。本物だ。本物の颯馬くんだ。
「そうします…ついでによければご飯の準備もするけど、お腹空いてる？」
『餓死寸前。オペのせいで昼も夜も抜き』
それは大変だ…！量足りるかな。何かコンビニでも行ってプラスのメニュー買わないと。
「それは大変でしたね〜、お疲れ様です。お腹いっぱい食べよっか」
『食べる。じゃ、俺そろそろ切るね』
「うん。仕事中にありがとう。残りの仕事もがんばって」
『ん。またあとで』
そう言って切られた電話の画面を見つめてしまう。スマホをぎゅっと抱きしめた後に、自分の休日モードの格好と、すっぴんに気付き急いで立ち上がる。
取り敢えずは晩御飯のメニューと量増やして、その間にメイクしよう！うん！そうしよう！
着替えながら何がいいかと考える。
颯馬くんってああ見えて和食系とか、家庭の味っぽいのが好きなんだよなぁ。あったかい感じが好きって言ってた。気持ちはよくわかる。
じゃあ今日はメインが生姜焼きだから、野菜炒めでも適当に作ればいっか。
ぱぱっと余った野菜を切ってフライパンに放り込んで味付けして炒める。
これだけで案外おいしくなるんだよね、野菜炒めって。
簡単なメイクをして、着替えたのがバレないぐらいの緩い私服に着替えた。
少し本を読んで待っていると、
待ち構えていた呼び鈴が、部屋に響いた。
扉に飛びつきそうだったけど、そんな自分を抑えて一呼吸。
落ち着いて、いい感じに。
「お疲れ様〜」
笑顔で出迎えると、倒れこむように颯馬くんに包まれた。
「疲れた。やっとAがいる」
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べーちゃん(プロフ) - この物語すごく好きです！！キャラクターもシチュエーションもとてもリアルです！あの二人がメインなのに、他の人もみんなちゃんと出てくるし、主人公とみんなとの関係もとても興味深いです。友達におすすめします！！(o^^o) (2018年9月17日 21時) (
レス) id: 0bf64f6267 (このIDを非表示/違反報告)
吹田(プロフ) - 来夢來都さん» 最初から読んで下さりありがとうございます！手術シーンは自分なりに調べてはいるんですが、かなり不安なのでそう言ってくださると嬉しいです(T_T)ツンデレ名取先生これからもたくさん出していきますね！頑張ります！ (2018年8月5日 0時) (レス) id: cc397255a5 (このIDを非表示/違反報告)
来夢來都 - 最初読んでからずっと好きです!!文系なのにあんなリアルな手術シーンが書けて羨ましいです…。名取先生のツンデレ？っぷりがすごい好きです。更新頑張って下さい。 (2018年8月4日 12時) (レス) id: 6d1fb143e7 (このIDを非表示/違反報告)
吹田(プロフ) - りりぃさん» わ！とっても嬉しいコメントありがとうございます！(^o^)頑張ります！ (2018年7月27日 10時) (レス) id: cc397255a5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ(プロフ) - ものすごく“きゅん”が詰まってて大好きです！更新頑張ってください！ (2018年7月26日 6時) (レス) id: b0335d08b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吹田 | 作成日時：2018年7月19日 21時
