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「あんたねえ、私が病院来てからどんだけ経ってると思ってんの」
怖っ！？どしょっぱから怒られて自分の笑顔が固まった。すごい剣幕だ、取り敢えず謝ろう。
「すみませんでした。えと、今日は微熱と腹痛ですか…」
飯田さんはまだ怒った様子で椅子に座った。
「放置してる間に患者さん死んだらどうする訳？ちゃんとしなよ」
この人中々言うな…再び謝るがやはり表情は変わらない。
飯田さん咳もしてるし様子が変だ。
「昨日の夜は何を食べました？」
「別に。食欲なかったから何も食べてない」
…なるほど。食中毒かと思ったけどそうでも無いなあ。
「お腹見るのでそこのベッドに寝てください」
「…ちっ」
嫌に気が立ってるなあ、飯田さん。ナースが背中を支えてあげたのにそれを払い除けている。
「どこらへんが痛みますか？」
胃が張ってるのは暫く何も食べられてないからだろう。顔色も悪い。ただの風邪っぽくはあるけど、このイライラしている感じが気になる。そういう性格なのかもしれないけど。
だとしたらそれはそれでどこかに問題あるけどね…
「いつから微熱があります？」
「先週」
先週？おかしいな、普通の風邪ならそんなに微熱だけが続くことは無い。体の免疫力が下がってるんだろう。
「飯田さん、ちゃんと寝てますか？」
「はぁ？毎日ストレスで起きてるけど。つーか早くしてくんない？！」
やっぱり寝れてなかったか。精神科にコンサルかな。
「飯田さん。体っていうのは、心と繋がってる、という話はよく聞きますよね」
「そんなお説教聞きたくないんだけど」
「違います。これはーーーー」
冷静に返したつもりだったが、飯田さんが眉を潜めた。籠に置いていた飯田さんのカバンを私に投げつけてくる。
「何様だよ！さっさと病状を説明しろってんの！お前は私の教師か！？」
ナースが急いで飯田さんをなだめるが聞く耳を持たない。ああ、もうめちゃくちゃだ。
タイミングが良いのか悪いのか、診察室に入ってきた雪村さんが動揺している。
「すみません雪村さん、今すぐ精神科にコンサル頼んでもらえます？」
「は、はい…」
「ふざけんな、私は病気見にもらいに来てんの！精神科に人生相談するために来てんじゃないのよ！？」
雪村さんにそう怒鳴りつけた飯田さん。
電話していた雪村さんはちらりと飯田さんを一瞥した。
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べーちゃん(プロフ) - この物語すごく好きです！！キャラクターもシチュエーションもとてもリアルです！あの二人がメインなのに、他の人もみんなちゃんと出てくるし、主人公とみんなとの関係もとても興味深いです。友達におすすめします！！(o^^o) (2018年9月17日 21時) (
レス) id: 0bf64f6267 (このIDを非表示/違反報告)
吹田(プロフ) - 来夢來都さん» 最初から読んで下さりありがとうございます！手術シーンは自分なりに調べてはいるんですが、かなり不安なのでそう言ってくださると嬉しいです(T_T)ツンデレ名取先生これからもたくさん出していきますね！頑張ります！ (2018年8月5日 0時) (レス) id: cc397255a5 (このIDを非表示/違反報告)
来夢來都 - 最初読んでからずっと好きです!!文系なのにあんなリアルな手術シーンが書けて羨ましいです…。名取先生のツンデレ？っぷりがすごい好きです。更新頑張って下さい。 (2018年8月4日 12時) (レス) id: 6d1fb143e7 (このIDを非表示/違反報告)
吹田(プロフ) - りりぃさん» わ！とっても嬉しいコメントありがとうございます！(^o^)頑張ります！ (2018年7月27日 10時) (レス) id: cc397255a5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ(プロフ) - ものすごく“きゅん”が詰まってて大好きです！更新頑張ってください！ (2018年7月26日 6時) (レス) id: b0335d08b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吹田 | 作成日時：2018年7月19日 21時
