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時刻は19時48分。
ベッドに入って1時間弱。
結局寝付けず。
まぁ、まだこんな時間だし仕方ない。
「喉、渇いたな…。」
ベッドから出て、キッチンへ向かう。
冷蔵庫には最近お気に入りだったグレープフルーツジュースが入っている。
ご飯にも、おやつにも、寝る前にもこれを飲むくらいにはハマっていたのに、
今は飲む気になれず、
コップにミネラルウォーターを注ぐ。
ぼんやりしていれば、いつの間にか水が溢れてしまい、
何やってるんだろ…と小さく呟く。
溢れた水を拭いてから、コップの水を半分飲んだ。
テレビをつけてみるも、何も入ってこない。
ご飯も相変わらず食べる気にはなれなかった。
のろのろと寝室に戻ってベッドに腰掛け、
携帯を開く。
メッセージが届いていて、
もしかして…と思って急いで開けてみた。
だけどそれは西野さんからで、
ちゃんと帰れたのか、心配してくれているようだった。
「大丈夫ですよ…と。」
お礼と大丈夫です、とだけ打って送信。
携帯を閉じた。
すぐ後に、またメッセージが届いたので、
西野さん、返信早いなぁと思いながら
画面を開く。
メッセージの送り主は、ココくんだった。
「えっ、ココくん？…えっ？！」
��いま、下にいる。��
私はメッセージを見てすぐ、窓を開けて、
ベランダに出ると、下を覗いた。
そこには見慣れつつある黒い車が一台と、
その車に身体を預ける人影。
部屋を飛び出して、
その車の傍の人物に向かって走っていく。
そして飛びつくようにして抱きついた。
「…ココくんっ…！」
九 「おっ…と、と。
ずいぶん熱烈な歓迎…
って、…待て待て。
お前、そんな格好で外出たらだめだろ。
こら、A。聞いてるか？」
「ココく…ん…、ココ、くん…っ、ぐすっ、ひっく…。」
九 「A…？泣いてンのか？
…とりあえず車乗れ、な？」
彼を目の前にしたら、
安心してか涙が一気に出て来た。
困らせているのが分かっても止められず、
ただ壊れた人形のように彼の名前を呼んだ。
そして、少し驚いたようなココくんの声に頷いて、
彼に支えられながら助手席に乗った。
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きりん。(プロフ) - 紫月@ｴﾀﾌｪｱさん» たしかに今回まとめて更新できて、早めにお届けできましたねー。読んでいただきありがとうございます！ (2022年11月6日 2時) (
レス) id: 34dfd6e82d (このIDを非表示/違反報告)
紫月@ｴﾀﾌｪｱ(プロフ) - もう4話終了！？速い、早すぎる((そして、好き (2022年11月5日 23時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - bloodyrose77さん» そんな風に言っていただけるなんて、本当に恐縮です。最後までキュンキュンをお届けできるよう、頑張りますね！ (2022年11月5日 17時) (レス) id: 34dfd6e82d (このIDを非表示/違反報告)
bloodyrose77(プロフ) - ココ落ちの夢小説の中でナンバーワンになりました！言葉に長けてらっしゃってとても、読みやすく尚且つとてもキュンキュンなるお話でした！更新楽しみにしております！ (2022年11月5日 16時) (レス) @page48 id: 1b5535e4ab (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - ちいさん» なんてこと…！ありがとうございます！とっても嬉しいです。まだ誰をお相手にするかは決めていませんが、新しいお話もご期待に添えるよう、がんばりますね！ (2022年11月5日 15時) (レス) id: 34dfd6e82d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん。
| 作成日時：2022年10月30日 23時
