恋心 ページ22
・
ハーマイオニー・グレンジャーは心配だった。
ハーマイオニーはAがドラコの事を好きなんじゃないか、と薄々気づいていた。
ハーマイオニーとAは血の繋がりはないけれど双子のようなもので、お互いの事をしっかりと分かっていた。
ハーマイオニーがAの恋心に気づき始めたのは、入学前、ダイアゴン横丁に行った数日後だった。
ハー「A？A？...A！？」
「わっ！ど、どうしたの！？ハーマイオニー。」
ハー「さっきから何度も呼んでいるのに気づかないし、ずーっと頬を緩ませているし...、どこか悪いんじゃない？大丈夫？」
「だ、大丈夫！ほんとに大丈夫だから！！」
このときはまだ、何かおかしいな、程度だった。
でも、
「ねぇ、ハーマイオニー。この髪の結び方、変じゃないかな...？」
「ハーマイオニー、このお洋服、おかしくない？？」
この日から突然、Aは容姿を気にすることが増えた。
少しずつ、可愛くなっていった。
...いや、元々可愛いけれど。
もしかして、恋でもしてるんじゃないか、とこのときハーマイオニーは思った。
だとしたら相手は、迷子になったとき助けてくれた、と言っていた人かなぁ、と考えた。
そうしてホグワーツ入学。
Aと寮は離れたけど、Aは上手く生活出来ているようだった。
そうして半年ほど経ったとき。
ハーマイオニーはAとドラコ・マルフォイが中庭のベンチで二人で話しているのを見かけた。
ハーマイオニーの中で、ドラコ・マルフォイは性格が悪い人、という認識だった。
A、悪いようにされないといいけど、と心配していると、Aはマルフォイと話していて何か楽しいことがあったのか、笑顔を浮かべた。
ハー「...やっぱりAは可愛いわ。」
ロン「突然なんだよ、君。」
ハリ「確かに顔、整ってるよね。」
ロン「まぁ、そうだけど...、」
ハー「Aは渡さないわよ！！」
ロン「君のAじゃないじゃないか！！」
ハー「Aは私のAだし私はAのハーマイオニー・グレンジャーよ！！」
ハリ「ハーマイオニー、今日の君変だよ...、」
ロン「Aが関わるとハーマイオニーはいっつもこんなだよ。」
そんな会話をしながらも、なんだかいつもよりも可愛い笑顔で、もしかして、なんて考えが、頭の中をよぎった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 653人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真昼 - 続きがとても楽しみです！！ (2023年2月18日 14時) (
レス) @page46 id: 4aa49d82fe (このIDを非表示/違反報告)
アサギ - すごく面白いです！あの、ネタバレに含まれるから教えていただけなくても構わないのですが、｢一部救済｣の中にスネイプ先生は含まれますでしょうか…？多分聞くべきじゃないと思うんですけど不安で…ｱｯ応援してます！ (2022年5月25日 0時) (レス) id: d4726cb159 (このIDを非表示/違反報告)
COCOA(プロフ) - サラさん» わぁあ！！ハリーポッター面白いんでハマっちゃうのものすごく分かります❕神作だなんて嬉しすぎます😳!!これからも更新頑張らせていただきます！！ (2022年4月18日 11時) (レス) id: f317948059 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - 最近ハリーポッターにハマり出したんですよ！だからこの小説ほんとに神作！コレからも，時間が空いていれば更新してもらえればありがたいです！ (2022年4月1日 21時) (レス) @page23 id: f15528bb75 (このIDを非表示/違反報告)
COCOA(プロフ) - ner20210207さん» ありがとうございます！！これからもできるだけたくさん更新できるように頑張らせていただきます！ (2022年3月26日 15時) (レス) id: f317948059 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：COCOA
| 作成日時：2022年1月10日 17時
