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爆豪side
ヴィラン連合に捕まり、拘束されたかと思えばわけのわからねぇ話が始まり、最後にはAの記憶を見せられた。
Aの頭から映画のフィルムのようなものが出てきたかと思えば、それが俺の方に投げつけられ、景色が変わった。
これがAの過去なんだ、と分かった。
あれだけ見られたくなさそうにしていたから見ないでやろうか、と思ったが、目を閉じても映し出されるその光景に、不思議だが見るしかなくなってしまう。
全てが白い町にいた。
看板などを見ると、ここは白い町 フレバンスと書かれていた。
街並みや名前からして外国か？なんて思っていると、小さなAが2段アイスを持って走っていた。
兄様〜！と言いながら楽しそうに走ってくる。
A、と声をかけるが、記憶の中だからか俺には反応しない。
見えていないのか？
そのままAを追いかけてみると、兄様、とAが呼んでいた少年と話していた。
「兄様のアイス美味しそう！」
ロー「食べるか？」
「うん！」
ロー「いっぱい食べていいぞ！」
そう言われ、大きな口を開けて遠慮なくアイスにかぶりつくA。
しばらく追っていると、大きな病院に辿り着いた。
話を聞いていると、この2人はこの大きな病院の娘と息子らしい。
Aとローと呼ばれる少年よりももう少し小さいラミ、という妹と、両親の5人家族のようだ。
医学の勉強を楽しそうにしているAとロー。
幸せそうな家族じゃねぇか、なんてこのときは思っていた。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年11月1日 16時
