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寮に着く頃、私の病状はとてつもなく悪化していた。
警察の人にお礼を言い、寮の中にはシャンブルズで入った。
寮の中に入ると同時に床に倒れ込むと、峰田と上鳴が共同スペースにいて、私を発見してくれた。
峰田「うぉお！！どうしたんだ春川ァ！」
上鳴「なんか白くね！？ってすげえ熱！どうする！？どうしたらいい！？」
「かっちゃん、かっちゃん呼んで...！」
上鳴「おう！すぐ呼ぶからな！」
そう言ってかっちゃんに電話をかける上鳴。
そこに焦凍も現れる。
轟「A！？どうしたんだ！？今日インターンだったんじゃ...」
「だいじょーぶ、なんとかなる...」
上鳴「あ！かっちゃん！春川がやべぇんだよ！すぐ共同スペースきて！」
上鳴が電話越しにかっちゃんにそう叫ぶ。
すると、窓の外から爆発音が聞こえてきたと思えば、寮の扉が開いて外からかっちゃんが入ってきた。
これは窓から飛び降りた感じだな。
爆豪「オイAがどうした、...珀鉛病か？」
かっちゃんは倒れ込む私をゆっくりと姫抱きにしながらそう言った。
「うん。ヴィランの個性で大量に吸わされてこうなった。麻酔効くの待ってる間に死ぬかもだから麻酔なしでオペする。」
さっきのかっちゃんの爆音のせいでみんなが集まってくる。
爆豪「は？オイ、麻酔なしでやんのか！？」
「うん。前もそうした、大丈夫。部屋に運んで欲しいの。私の部屋に医療器具あるから。」
それから部屋に運んでもらい、鍵がないことに気づく。
シャンブルズで入るか、と考えていると、ドタドタと階段を上がる音が聞こえてきた。
マイ「大丈夫か春川ァ！相澤に頼まれて部屋のマスターキー持ってきたぞ！」
どうやら相澤先生が鍵のことを考えて、プレゼントマイク先生にマスターキーで私の部屋の鍵を開けてくれ、と頼んでいてくれたらしい。
さすが相澤先生、と思いながら鍵を開けてもらい、部屋の中に入った。
私が能力で肝臓を取り出している間、かっちゃんに医療器具を出してもらう。
みんなも心配して扉のところから顔を出してみている。
爆豪「ほんとに麻酔なしでやんのか？」
「時間が無い。そうする。」
能力で肝臓にたまった鉛を一箇所にまとめたあと、みんなから心配の目を向けられながら、私はメスを肝臓に突き刺した。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年11月1日 16時
