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すると、水色のサークルが広がり、私とゆめちゃんを囲む。
「...スキャン。」
なんでか、使い方は分かる。
ずっと隣で見てきたから。
何をかは、分からないけど。
すると、自分の個性で、ゆめちゃんの胃の辺りに何かを見つけた。
...髪の毛？
そういえば、彼女には少し変わったクセがあった。
自分の髪をよく食べていたのだ。
彼女の個性は髪がいくらでも生えてくるもの。
食べても食べても生えてくるから、面白くなって食べてたら癖になったのだろう。
髪の毛はケラチンだ。
少量なら胃酸で溶けるけれど、ここまで量が多ければ溶かしきれない。
下手したら消化器官塞いで死んでたぞこれ...！
シャンブルズで何かと入れ替えれば大丈夫だけど、入れ替えて問題のないものは何がある...？
個体で、溶けやすい小さなもの。
胃をこの能力で取り出してから、直接胃を切って取り出してもいいけど、何せ医療道具もないし医師免許もない。
こんな子供たちのまえでそんなキツいことも出来ない。
考えろ...考えろ...。
ここは幼稚園。
何か、お菓子のラムネとかあるんじゃない...？
「かっちゃん、ラムネとかある場所知ってる？」
爆豪「ラムネ！？こんなときに食べてる場合じゃないだろ！それにまだおやつの時間じゃないぞ！」
「今食べるわけないでしょバカ。いいから分かるの？分からないの？」
爆豪「ばっ...！？分かる！！」
「じゃあ取ってきて。」
爆豪「分かった...」
そう言ってダッシュで取ってきてくれたかっちゃん。
それを受け取り、シャンブルズして取ったゴム手袋をつけてから中身を取り出す。
シャンブルズ、と言うと私の手の中にあったラムネは消え、かわりにぐちゃぐちゃになった髪の毛の塊が私の手の中にある。
「500ｇはあるよこれ...どんだけ食べてたのよ。」
私はゴム手袋を外し、その中に髪の毛の塊をくるんで、さらにそれを中身の見えないゴミ袋に入れてからゴミ箱に捨てる。
「...その子、髪の毛食べる癖あったでしょ？」
ゆめちゃんの元に駆け寄っていった、私にさっき話しかけてきた女の子にそういう。
女子「う、うん。個性で髪の毛ずっと出てくるから、食べても大丈夫なの！って...」
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COCOA(プロフ) - クレイさん» えぇぇ！！そんな嬉しいことを言ってくださってありがとうございます🙇♀️!!これからも楽しんでいただけるような作品を書けるように頑張らせていただきます！ (2021年10月30日 16時) (
レス) id: f317948059 (このIDを非表示/違反報告)
クレイ(プロフ) - 続きを読むのが楽しみです(⑅•ᴗ•⑅)◜..°♡ (2021年10月24日 6時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年10月10日 22時
