48 ページ49
・
入れ替わると、轟の真上だった。
爆豪「寄越せ1000万！！」
「タクト！」
そう言って瀬呂、切島を操って騎馬を組み直す。
かっちゃんの手がハチマキに届く、という寸前で、タイムアップの合図がなってしまった。
1位は轟チーム、2位が私たち、3位が心操チーム、4位が出久チームだった。
「悔しいね〜、でも楽しかった！ありがとね！3人とも！トーナメントで当たったらそのときは全力でぶっ潰すからよろしく！」
地面に身体の前面全体で着地してしまったかっちゃんを無理矢理立たせた後、3人にそう言った。
切島「おう！」
瀬呂「味方だと頼もしいけど敵になると思うと怖い怖い、。」
爆豪「A！用あるから着いてこい！」
そう言って私を連れていこうとするかっちゃん。
切島「あれ？昼メシは〜！？」
爆豪「先食ってろ！！」
そうして私はかっちゃんに腕を引かれ、会場の端の方へ連れ去られた。
「どしたの？かっちゃん。」
爆豪「...った。」
「ん？」
爆豪「1位取るから入れっつったのに、取れなくて悪かったよ。」
しょぼんとした顔でそう言うかっちゃん。
「いいよ。言ったでしょ？じゃんけんなくても私はかっちゃんのチームに入りたかったって。動き回れたし頭も使えて超楽しかったし。多分かっちゃんのチームに入るのが私の特技を1番良いように活かせられただろうしさ。」
昔からそうだった。
動き回るローに合わせて、船員にどう指示を出して、どう動くのがローが1番動きやすいか考えて戦うのが得意だったし、楽しかった。
それを今日、思い出した。
そしてかっちゃんはその私の特技をフル活用してくれる。
「かっちゃん。将来君、ヒーロー事務所設立する？」
爆豪「あ？そのつもりだ。ンで急にそんな話...」
「かっちゃんが良かったらさ、将来私をかっちゃんの事務所で働かせてよ。サイドキック。私はかっちゃんのサポート向いてると思うの。それに今日この騎馬戦で気づけた。どう？」
私がそう聞くと、かっちゃんは口角を上げた。
爆豪「弱ェヤツは使ってやらねェぞ？」
「その頃には今より数百倍強くなってるから安心してよ。...さ、ご飯食べに行こっか。」
そうして少し歩き出すと、轟の話し声が聞こえた。
こんなところで何の話...と思っていると、かっちゃんに口を塞がれ、物陰に隠れさせられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
COCOA(プロフ) - クレイさん» えぇぇ！！そんな嬉しいことを言ってくださってありがとうございます🙇♀️!!これからも楽しんでいただけるような作品を書けるように頑張らせていただきます！ (2021年10月30日 16時) (
レス) id: f317948059 (このIDを非表示/違反報告)
クレイ(プロフ) - 続きを読むのが楽しみです(⑅•ᴗ•⑅)◜..°♡ (2021年10月24日 6時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：COCOA
| 作成日時：2021年10月10日 22時
