個性：剛翼の彼女は海賊になる (ページ9)

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そして次の日。

私たちはユバを出発して反乱軍を止めるために昨日行った街、カトレアへ向かうこととなった。

しかし突然座り込み、動かなくなったルフィさん。

どうしたのかと尋ねると、やめた！と答える。

ルフィさんの言うことは理解出来た。

ルフィさんはクロコダイルをぶっ飛ばしたい、と言った。

カトレアって街に行ってもすることは何もない。

むしろ海賊だからいない方がマシだと。

ルフィさんは、相手が七武海で、100万もの人々が戦ってるこの戦いで、誰も死ななきゃいいと思っているビビさんに甘いんじゃねぇのか、と言った。

誰も死ななきゃいいと思ってなにが悪い、と言うビビさんに、人は死ぬぞ、というルフィさん。

そんなルフィさんを、ビビさんは殴り飛ばす。

それからルフィさんもビビさんを殴り飛ばすが、ビビさんはそのあと何度もルフィさんの顔に平手打ちをする。

そんな言い方しないで、悪いのは全部クロコダイルなのに、なぜこの国の人達が死ななきゃいけないの、と叫ぶビビさんに、じゃあなんでお前は命をかけてる！とルフィさんは怒る。

お前なんかの命1個でかけ足りるもんか！！と怒鳴ったルフィさんに、じゃあ他に何をかければいい、かけられるものなんて何も...というビビさんの肩を掴んでルフィさんは、

ルフ「おれ達の命くらい一緒にかけてみろ！仲間だろうが！！」

と叫んだ。

そんなルフィさんの言葉にビビさんは涙を流した。

ルフ「教えろよ。クロコダイルの居場所！」

こんな、ヒーローみたいな海賊がいるのか。

海賊なんてみんな一緒だと思ってた。

でも助けてもらったし、恩返しだけしようと思ってただけだった。

だけど、私はもう少しだけ、この人について行ってみたいと思った。