アラバスタ後日談 ページ45
No side
ルフィ達に別れを告げた後、王宮に戻ったビビの元にペルが現れた。
ペル「ビビ様、Aさんからこちらを。」
ビビ「Aさんから？？」
ビビはペルから封筒を受け取り、部屋に戻ってその封筒を開けた。
ビビ「わっ...羽根と手紙？？」
そこには、Aの背中から生えている羽根が1枚と、同じく1枚の手紙が入っていた。
羽根を大切そうに机に置き、手紙を読むビビ。
＿ビビさんへ＿＿＿
Aです。あ、今更ですけど私鷹見Aって言うんです。こっちじゃ変わった名前ですよね。私、名前わかんないんで前世の名前使ってるんです。
そうじゃないや、本題に入りますね。
まず、短い間でしたけど、一緒に過ごせてとっても楽しかったです。ありがとうございました。
ビビさんはアラバスタが大好きだから、多分国に残るだろうなぁって思ってたんで手紙残しときました。
私の羽根ですけど、ビブルカードって知ってたりします？
別名は命の紙っていうんですけど、私の羽根はそれとほとんど同じです。
私のいる方向に羽根はゆっくり動きます。
私が死にかけてたら羽根は燃えてちっちゃくなっていきます。
私が死んだら羽根は燃えてなくなります。
すごいでしょ？ちょっと難しかったですけど！
私はビビさんがその羽根を持っている限り会いに行けますし、ビビさんもその羽根の向く方向に進み続ければ私に会えます！
なんだか私が近くにいるみたいじゃないですか！？
ビビさんが寂しい思い出来るだけしないように置いていきました！
また絶対会いに行きますね！
ローも連れていきます！
もちろんルフィさん達とも一緒に来ます！
もう一回どころじゃなくて何度もアラバスタに訪ねるつもりなんでそのときはまた仲良く恋バナしましょうね！
お風呂も入りましょう！いっぱい話しましょう！
ビビさんはいつまでもルフィさん達の仲間です！
私は船を降りちゃうかもだけど、それでも仲間だって思ってくれてたら嬉しいです。
それでは、また会う日まで。
大好きですよ！ビビさん！
___鷹見 A_
手紙を読み終わり、羽根を手に取るビビ。
ビビ「ふふっ、Aさんったら。」
ビビはそう言いながら羽根を自分の胸に当てた後、大事そうにしまった。
ビビ「少しでも燃えてたら、許さないんだから！」
Aさんが誰の船に乗っていても私の仲間だ、なんて思いながらビビは部屋を出た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 230人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：COCOA
| 作成日時：2021年10月14日 20時
