個性：剛翼の彼女は海賊になる (ページ38)

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そして次の日。

私は朝起きてすぐ、ペルさんの元に向かった。

「ペルさーん。」

そう呼ぶと、ペルさんはすぐに来てくれた。

ペル「どうされました？」

「あ、いや、私相手にそんなかしこまらないで下さいよ。慣れてないんス。...って！そうじゃなくて！これ、私たちが出航した後にビビさんに渡してくれませんか？」

そう言ってペルさんに渡したのは、1枚の封筒。

ペル「かまいませんが...直接渡された方がビビさまもお喜びになられるのでは？」

「あー、いいんです！絶対出航した後ですからね！？」

ペル「わかりました。命の恩人の頼みです。しっかり渡しておきます。」

「ありがとうございます！」

そんな日の午後。

ようやくルフィさんが目を覚ました。

ルフィさんは1番に帽子を探していた。

大切な帽子なのかな？

帽子といえば...ローは小さい頃からずっとあの帽子被ってるな。

なにか思い入れでもあるのかな？

まぁいいか。

それから夜ご飯の時間。

大宴会が開かれた。

宴だァ！！と騒ぐみんな。

「お！焼き鳥ある！！」

ゾロ「良かったな。共食い出来るぞ。」

「だから私鳥じゃないんですってば！」

そう言いながらゾロさんの隣に座る。

ゾロ「あ、そうだ。ルフィにメシとられねぇように頑張れよ。」

「はい？？」

そんなゾロさんの忠告の数秒後。

私のお皿にルフィさんの手が伸びてきた。

「あ。」

ゾロ「な？言ったろ？？」

なぜかドヤ顔をして私の方を見ながら肉を食べているゾロさん。

「なんのドヤ顔なんですか。」

ゾロ「言ったろ？ってドヤ顔。」

「意味わかんないです。」

それから焼き鳥をとり、パスタをとり、たくさんの料理を食べる。

ゾロ「こっち酒くれ！！」

「あ！私もお願いします！！」

ゾロさんと同じタイミングでお酒をお願いする。

ゾロ「お、なんだ。お前飲めんのか？」

「自信あります。」

飲み比べするか、と言い出しそうなゾロさんに、

「飲み比べは今度にしましょう。今は宴会楽しまなきゃ。」

と言う。

ゾロ「それもそうだな！」

それからお酒を飲んだり、パスタをすごい勢いで食べていたチョッパーさんがのどに詰まらせて大変だったり、ウソップさんが鼻の上にたくさんお皿を乗せたりと、とても楽しい宴会だった。

初めは引いてみていた兵士の人たちも、最後にはみんな大爆笑するほどに。