個性：剛翼の彼女は海賊になる (ページ21)

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プルトンだとかなんだとか、よく分からない話を始めるクロコダイル。

「そんなもの手に入れて何になんの。軍事国家を築く？くだらない。私はアンタが来る前のアラバスタの方がよっぽど魅力的だったと思うけれどね。...見てないけど。」

クロ「クハハ、やはり生きてたんだな、A。生意気な小娘だ...まァいい、どうせお前もここにこのままいれば砲弾の餌食となって死ぬ。」

「砲弾...？」

私が眉を寄せてそう尋ねれば、面白そうに砲弾の説明をするクロコダイル。

あと30分後、今大勢の国民たちが戦っている広場に、直径5キロを吹き飛ばす砲弾を撃ち込むのだとか。

それを聞いて怒るビビさん。

私はすぐに剛翼を飛ばし、爆弾の場所を探る。

すでに国民を気絶させるのに多くの羽根を使っている、なのに爆弾探しとは...

頭がいっぱいになる...

まぁ、出来るけど。

それからポーネグリフを探している、というクロコダイル。

そんな彼の元に、ツメゲリ部隊と呼ばれる人達がやってくる。

しかし、豪水と呼ばれる力をつける水を飲んでいたらしく、その代償として自ら身を滅びした。

今度はチャカと呼ばれる男がクロコダイルに立ち向かうが、もちろん敗北。

次に現れたのは、コーザと呼ばれる男。

どうやら反乱軍のリーダーらしい。

国王軍の説得にきたというコーザさん。

しかし今の状況をみて困惑している。

コーザさんに全てを話そうとするビビさん。

そんなビビさんの言葉を途中で止め、この国の雨を奪ったのは誰だ、とだけ聞くコーザさん。

ビビさんは、全てクロコダイルだと答えた。

全てを知り、動けなくなるコーザさんだったけれど、国王さんがまだやれることがある、1人でも多くの国民を救え、と言う。

チャカさんは、爆弾のことをコーザさんに伝える。

驚くコーザさんに、急げ！！とチャカさんは叫ぶ。

走り出すコーザさんだったが、ビビさんはそんなコーザさんを止める。

広場が爆破されることを知ったら、更にパニックが起こる。

そうすればもう、戦争は止まらない、と。

やるべき事は初めから決まっている、この仕組まれた反乱を止めることだと。

それはもう、あなたにしか出来ない！！と叫ぶビビさんの後ろにクロコダイルが現れる。

クロ「それをおれが、黙って見てるとでも思ってるのか？」

そんなクロコダイルの攻撃の手を、私が止めた。