新世界へ ページ41
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ロー「明日にはここを出航するつもりだ。お前ら、やり残したことはねぇか？」
その問いに、みんなが大丈夫だと答える。
ロー「なら、今日は休んでおけ。明日も激しい航海になるはずだ。覚悟を決めておけ。」
そんなローに、アイアイキャプテン！とクルーのみんなが返し、私たちはそれぞれ眠りについた。
そして次の日。
魚人島に別れを告げて私たちは出航した。
帰りは行きよりも簡単に海流に乗れ、直ぐに海面に上がれた。
しかし問題は上がってからだった。
流れの速い海流に乗せられ、浮上するポイントを選べなかったのだ。
私たちが海面に上がると、そこには大量の軍艦があった。
ペン「うぉおお！！すげぇ雷雨！！」
シャ「すげぇ強風！！！」
「軍艦に囲まれてる！」
ロー「新世界...、望むところじゃねぇか...!!!行くぞ！お前ら！！！」
「「「アイアイキャプテン！！！」」」
クルーのみんながそう叫ぶ。
「私はあの軍艦。」
ロー「おれはその右隣。」
シャ「じゃあおれは更にその右隣〜！！」
ペン「おれはシャチと同じとこ！」
イッ「じゃあ私は後ろの軍艦に。」
ウニ「おれも行くぜ！」
ジャ「おれは左の軍艦へ。」
ベポ「おれに任せてね！キャプテン！！新入り！一緒に行くぞ！！」
そうしてそれぞれが軍艦に飛び移った。
海軍「大佐！！海賊が1人来ました！！」
海軍「お前は... 仙姿玉質のA！！」
「その呼び名恥ずかしい.....」
海軍「た、確かに美人だ！！」
海軍「美人でも海賊は海賊だ！！しかし生け捕りのみ！！捕らえろォォ！！」
そう言って私の方に武器を持って走ってくる海兵達。
「悪いけど、大人しく捕まる気はないの。」
そして海軍達を蹴り飛ばし、懐からナイフを出して海兵を切りつける。
そうして海兵を全員倒したとき。
水色の膜が私の後ろまで広がったかと思えば、目の前の倒れている海兵とローが入れ替わった。
ロー「...なんだ、もう終わったのか。」
「うん。それにしてもすごい嵐。」
ロー「新世界の海は大荒れだな。とりあえず他も終わっているはずだ。船に戻るぞ。」
「はぁい。」
そうして私はローと共に船に戻った。
船はまた潜水し、海を進んで行った。
「ロー。話があるんだけど。」
ダイニングでコーヒーを飲んでいるローとシャチ、ペンギン。
そんな中私はローにそう言った。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年8月31日 16時
