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ハン「わらわはAの恋を全力で応援しておるぞ！！」
「ありがとう。私もハンコックの恋、応援しておくね。...でも、私は...この恋がどうにかなって欲しくはないかもしれない。」
ハン「...どういうことじゃ？」
「私ね、ロー達にも言ってないんだけどさ、悪魔の実の能力者なの。」
そう言うと、ハンコックは驚いていた。
ハン「能力者は海賊をやっておれば出会うことはある。しかし、なぜ仲間たちにも言ってないのじゃ？」
「私の能力は...あまりいいものじゃない。バレれば世界の全てが敵に回る。」
ハン「...言いたくないというのならわらわは無理には聞かぬ。」
「ううん。ハンコックかって秘密を話してくれたもの。私だけ知ってるってのも不平等。私はね、ボロボロの実の能力者なの。」
ハン「実在したのか！？」
「うん。能力も世間が知っている通り。」
ハン「そなたは、それがバレれば...」
「世間にバレたらまぁ終わりだよね。一生世界政府にも、海賊にも、全ての人に追われることになる。恋がどうにかなって今よりもっと離れがたくなるのは辛いから。」
ハン「わらわはあの男が離れる、という選択肢を選ぶとは思えぬ。そなたを守ると言うはずじゃ。」
「でも、危険に晒したくない。まぁ手遅れかもだけどさ。あ、ちなみに私の名前とか聞いとく？」
ハン「Aではないのか？」
「ファミリーネームの方だよ。」
その後にファミリーネームを伝えると、ハンコックはまたまた驚いた。
ハン「A、そなた...！それにしても、あやつに娘がおったのか。」
「うん。でも私の父は私が産まれる前に母を捨ててね。母は私を産まなくても良かったんだけど、ちゃんと育ててくれた。でもある日私が悪魔の実を食べたら、その悪魔の実を狙って父は私のところにきた。母は私を庇って父に殺された。私は父から逃げてる時にローに出会ったの。」
ハン「A、そなたが助けを求めると言うなら、わらわはすぐにでもそなたの元へ向かう。わらわは何があってもそなたの味方じゃ。例え世界が敵に回っても。」
そう言ってハンコックは紙を持ってきて、綺麗にちぎってから私の手の上に置いた。
「...ビブルカード？」
ハン「わらわのものじゃ。もしもそなたが一人になってしまったとき、わらわの元を訪ねると良い。まぁ、1人にはならぬと思うがな。」
「ありがと...！」
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年8月31日 16時
