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さっきからずっとこっちを見ている。
ドフラミンゴだ。
睨み返すと、ソイツは面白そうに笑みを浮かべた。
「ロー。そろそろ軍艦の射程距離に入ってしまう。」
四方八方軍艦に囲まれ、逃げ場もなくなってしまう。
そのとき、黒ひげがグラグラの能力で地震を起こし、海が大きく揺れる。
「あぁ、もうっ！！」
ロー「お前ら、振り落とされるな！！！」
落ちかけた私の手首を掴みながら、他のクルー達にローはそう言った。
「ありがとう、ロー。」
ロー「あぁ。」
それよりも、なぜこの人たちは戦っている？
当初の目的は火拳のエースの処刑。
火拳のエースはもう死んだ。
白ひげまでも。
戦う理由は、どこにある？？
「...ロー。私にはこの戦争が分からない。戦う理由は？」
ロー「...もはや正義も悪も分かったもんじゃねぇな。」
そんなとき、赤鼻が黄猿に攻撃される。
ロー「！、早くこっちに乗せろ！！」
赤鼻はビビったのか何なのか知らないけど、
バギ「よォし！任せたぞォ！馬の骨ども！！せいぜい頑張りやがれェ！」
と叫びながらルフィさんをこっちに投げ飛ばした。
ジャンバールがルフィさんを受け取り、その瞬間海に潜るぞ！とローが言う。
しかし黄猿の攻撃は避けられそうもない。
クソっ、とローが呟いたとき、そこまでだァァァ！！！と、1人の海兵の大きな叫び声が聞こえた。
その瞬間、戦場にいる全ての人の動きが止まった。
コビ「もうやめましょうよ！！もうこれ以上戦うの、やめましょうよォォ！！！」
その海兵は、赤犬の前に立ちはだかっていた。
涙を流しながら、怖そうに。
命がもったいない、兵士一人ひとりに帰りを待つ家族がいるのに、と。
目的はもう果たしているのに、戦意のない海賊を追い掛け、やめられる戦いに欲をかいて。
今手当すれば助かる兵士を見捨てて。
その上にまだ犠牲者を増やすなんて。
今から倒れていく兵士たちはまるで馬鹿じゃないか、と。
そんな海兵は赤犬に殺されそうになるが、それを赤髪のシャンクスが止めた。
海兵は気絶してしまったようだけど。
ロー「A！呑気に見てる場合じゃねぇ！早く動け！！」
「あ、ご、ごめん！」
ベポはルフィさんを船の中に運ぶ。
あの海兵のおかげで一旦は助かったけれど、また黄猿は攻撃を開始しようとしてくる。
しかしそれを止めたのは、赤髪の仲間、ベン・ベックマンだった。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年8月31日 16時
