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それからしばらく服をみたりカフェに行ったりした後に、日も暮れてきたからお店が閉まる前に木材を取りに行く。
「すみませ〜ん。」
お店の中に入ってそう声をかけると、そこには3人の海賊が店主さんの首にナイフを突きつけていた。
どうやら強盗っぽい。
「ねぇ、アンタら何してんの？」
海賊「あ！？女がこんなとこで何してる！」
「このお店に用があるの。」
海賊「そりゃ後にしやがれ！」
「嫌。なんであなた達の用が終わるのを待たなきゃいけないんですか。」
海賊「テメェ...女のくせに生意気な口聞きやがって！！」
「うわぁ、気短い男はモテないよ。」
そう言うと、海賊のひとりが私の方に走ってきて、刀を振り上げる。
そんな男の頭に回し蹴りを食らわせる。
海賊「な、何しやがったこのチビ！」
「誰がチビよ。こんな弱くてよく新世界に来れたね。船長と航海士が優秀だったとか？なんにせよ深海を航海してここまでやって来れたことは褒めれるけどさ。」
そう言うと、こっちに攻撃を仕掛けてくる残り2人の海賊達。
しっかり蹴りを食らわせ、気絶させる。
「お店の中で騒いでしまってすみません。この人たちは少し離れたところに投げときますんで。それより預けてた木材、もらっていいですか？」
店主「あぁ、はいよ！ありがとね、お嬢ちゃん。」
「こちらこそありがとうございます！」
それからクウイゴスの木片を貰い、ポーラータンク号に帰る。
船に着くとペンギンとシャチがいた。
2人も丁度今船に着いたようだ。
「2人ともおかえり〜。」
シャ「ただいま〜！」
ペン「ただいま...何持ってんだ？」
「クウイゴスの木片。これを使って新世界の海に行くの。すっごく軽いからこれがあると船が浮くんだってさ。」
シャ「すっげぇ...って、言ってくれたら一緒に買いに行ったのに！」
ペン「そうだぞ！？しかも重たそうだし！」
「だからすごく軽いんだってば。重いと船を浮かせられないでしょ。」
ペン「あ、そうだった。にしてもデカいし！それ1人で運ぶの大変だっただろ！？」
シャ「お、服とかお菓子も買ってるのか。なんか持つぞ〜！」
ペン「俺も！」
そう言って2人は私の荷物を持ってくれた。
「...ありがと。」
シャ「Aって素直に甘えてくれるよなぁ！」
ペン「コイツは男が何をすれば喜ぶのか理解しきってるからな。」
「うん。その通り。」
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年8月31日 16時
