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森の奥に行くと、木にもたれかかって座り込んでいるルフィさんがいた。
「ルフィさん。」
ルフ「お前...、シャボンディのときの。」
「うん。私はA。」
ルフ「どうしたんだ？」
「あなたのメンタルケアしに来た。」
ルフ「めんたる？」
「うん。あなたの精神面の話。ジンベエさんに話されたんでしょ？なんて言ってたの？」
ルフ「俺には、、仲間がいるって。」
「そう。周り見えるようになった？」
ルフ「うん。俺には、すっげぇ仲間がいっぱいいる、」
「うん。それに、あなたの人柄からしてさ、故郷の人とか、冒険の途中で出会った人とか、他にも大切な人っていっぱいいるんじゃないの？」
「故郷の人は？」
ルフ「ダダン、、マキノ...！」
それからたくさんの人の名前を上げていく。
「冒険を始めて1番はじめに辿り着いた島で出会った人は？その次の島は？そのまた次の島は？」
そう言うと、たくさんの人の名前が上がってきた。
ビビ、って人だけすごい出てきてたけど。
そんなに深い関わりがあるのかな。
色んな人の名前を上げていく度に、段々とルフィさんの顔が明るくなっていく。
「仲間だけじゃない。あなたには大切な人たくさんいるじゃん。その人たちを守るために。あなたが死んでその人たちを悲しませないために、あなたは強くならなきゃ行けない。」
ルフ「あぁ...!!!」
「強くなるには、さっさとその傷を治さなきゃ行けないの。なのに新しく傷が作ってどうすんのよ。それに暴れたら塞がる傷も開いちゃう。傷開いたらあなた死ぬからね？」
ルフ「それはダメだ！」
「でしょう？大切な人の為にも、あなたは強くならなきゃいけない。だからさっさと船に戻ろう。そんでご飯食べて寝てはやく元気になりなよ。」
ルフ「あぁ！！」
どうやら、復活したみたいだ。
傷はもちろん癒えないけど、ルフィさんはもう、前に進めた。
それで十分だ。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年8月31日 16時
