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いつからかは分からない。
でも、私は戦場にいた。
母さんはいなかった。
父さんに連れられてここまで来た。
父さんはいつかに死んだけど。
それからは私ひとりで生き延びている。
傘をさして、大きな岩に座りながら敵から奪ったおにぎりを食べていた。
すると、足音が聞こえた。
複数いる。
おにぎりを全て口の中に入れ、急いで飲み込む。
刀を抜き、その足音の方向に向けると、出てきたのは1人の男と、3人の男の子だった。
この戦に参加しているような身なりではないな。
そう思うが何者か分からない以上剣を下ろすわけにはいかない。
すると男が、あなたが小春Aですね?という。
私のことを知ってるの?
どうして?
不思議に思いながらもこくりと頷いた。
すると、男はニコッと優しく笑った。
松陽「私は吉田松陽です。」
銀時「坂田銀時。」
桂「桂小太郎だ!」
高杉「高杉晋助。」
『そう。で、私に何の用があるのですか?』
松陽「あなたを助けに来ました。」
『助けに来た、ってことはこの戦場から連れ出してくれるってことでおーけー?』
松陽「はい。」
優しい笑顔を浮かべている人だなぁ。
まぁ、もし殺されたりしてもその時はそのときか。
『分かった。着いてく。』
こうして、私は吉田松陽に連れられ、松下村塾に来た。
案外あっさりと着いてきた私に3人の男の子はびっくりしていたが。
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凛 - 早く続きが見たいです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月14日 18時) (レス) @page38 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:COCOA | 作成日時:2020年6月10日 22時