58 ページ12
そして目を覚ますと私は保健室にいた。
ベッドから降り、隣のベッドを見てみると勝己が眠っていた。
出久はどうやら帰ったようだ。
眠っている勝己の顔を見つめる。
…黙ってたらカッコいいのになぁ。
ぜんっぜん眉間に皺よってないのに、起きたら眉間に皺よるんだよなぁ。
そんな事を思いながら勝己の頭を撫でる。
『頑張ったねぇ。』
そんな事を呟きながら、勝己の髪、案外ふわふわなんだなぁなんて思う。
そういや私、なんか骨が折れてたらしいけどリカバリーガールに治してもらったみたい。
それにしちゃ、元気すぎだろ、私。
勝己「あ？」
勝己が目を覚ました。
『あ、勝己。おはよ。』
私がそう言うと私の顔をじーっと見つめてから周りを見渡し、
勝己「どこだここ。なんでてめぇが居ンだ。…頭撫でんのやめろや！！」
おぉ、怒られた。
『ここは保健室。期末試験で怪我したからここに居るの。』
私がそう言うとハッとしたように、
勝己「試験どーなった！！」
と、聞いてきた。
『試験はクリアしたよ。』
勝己「テメェの怪我は。」
『なんか骨折れたりいろいろあったけど今はリカバリーガールのお陰で完治です。』
勝己「そうか。」
勝己はそう言うと私に抱きついてきた。
『勝己？』
勝己「悪ィ。…負けてもいいなんて言って、悪かった。テメェのこと、護れねぇで、悪かった。」
勝己はそう、悔しそうにいった。
私は優しく抱きしめ返して、
『謝らなくて良いんだよ。最後は、勝ったじゃない。…勝ってくれて、ありがとね？』
そういった。
その後に思い出す。
私、オールマイトに毒ガス浴びせたよね？
…解毒剤渡し忘れてる！
それから大急ぎで解毒剤を渡しに行き、その日は勝己と一緒に帰った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 355人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
al8056(プロフ) - COCOAさん» 大丈夫です！ (2020年3月14日 16時) (
レス) id: 1ee8009000 (このIDを非表示/違反報告)
COCOA(プロフ) - al8056さん» すいません！気づきませんでした！ご指摘、ありがとうございます！直ぐに訂正させていただきます！ (2020年3月14日 16時) (レス) id: 27cb1671ef (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 61話のしりとりで焦凍がすずめっていってましたけど梅雨が60話で言ってましたよ！ (2020年3月12日 5時) (レス) id: 1ee8009000 (このIDを非表示/違反報告)
COCOA(プロフ) - マカロンさん» コメントありがとうございます！よく考えてみたらおかしいですね、、訂正しておきました！ご指摘、ありがとうございます！ (2020年2月4日 11時) (レス) id: 27cb1671ef (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - えっと･･･主人公ちゃんも爆豪と一緒に助けられたのに、お金も払わず焼き肉食べたんですか？ (2020年2月2日 22時) (レス) id: 74033d9cb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：COCOA
| 作成日時：2020年1月21日 21時
