・ ページ36
・
爆豪「...夢か。」
片手で前髪をかきあげながら身体を起こす。
夢を見た。
ウォーターセブン、エニエスロビー。
アイツらの夢だ。
部屋に置かれてある黄金をみて、前のは夢じゃなかったんだよな、と思い返す。
部屋から出て洗面台の前に立つと、ふざけた頭をしたヤツが俺の隣に立つ。
轟「爆豪、おはよう。」
相変わらずおめでたい髪色をしている。
轟「俺、今日夢見たんだ。」
爆豪「あ？夢だァ？」
隣の洗面台の前に立ち、前髪を上げながら半分野郎はそう言った。
轟「あぁ。Aさんと...、ルフィさん達の夢だった。ロビンさんとAさんが誘拐されて、それをルフィさん達が助けに行く夢だ。ウソップさんが1度一味を抜けて、それから戻ってきた。」
...全く同じ夢をみてる、ということにくそキメェ、と思い顔を歪める。
爆豪「...新しい船、だろ。」
轟「！、爆豪も同じ夢、見てたのか？」
爆豪「同じ夢みてるなんざクソキモイこと起こってたまるかクソが！！！」
そう言うと、悪ィ、なんて半分野郎は言うが全く思ってないだろう。
轟「...あの夢は、Aさん達が体験したことなのか？」
爆豪「ンなもん俺が知ってるわけねェだろが！！」
恐らく、半分野郎のその考えは間違ってはいないのだろうけど。
切島「お！爆豪と轟じゃねぇか！おはよう！」
上鳴「朝から珍しい組み合わせだなぁ〜。」
轟「切島に上鳴か、おはよう。」
上鳴「おう！」
それから顔も洗い終わり、歯も磨き終えて共有スペースに向かう。
轟「また、会いてぇな。」
爆豪「...なに乙女チックになってんだテメェ、キメェ...！」
轟「？、爆豪は会いたくねぇのか？？」
コテン、と首を傾げる半分野郎にイラッとしながらも、あの麦わら達の顔を思い浮かべる。
爆豪「...まぁ、また冒険すんのも悪くねェな。」
少し口角が上がりながらも、そう言った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
歌の柚(プロフ) - 面白くて半日かけて一気読みしました！すごい面白かったです！作者さんのペースで大丈夫ですので、更新楽しみにまってます！ (2022年8月11日 19時) (
レス) id: 6a0eef665c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - すっごく面白かったです！更新、楽しみにしてます!! (2022年8月10日 20時) (レス) @page37 id: d15eb96a1c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - とても面白くて続きが待ち遠しいです。更新よろしくお願いします。 (2022年4月18日 0時) (レス) id: 997918c855 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。まだ続きは書かれる予定なのですか？書いてくださるならいくらでも待つので更新頑張ってください！ (2022年2月28日 20時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：COCOA
| 作成日時：2022年2月14日 8時
