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その燈矢ってヤツはどんなやつだった？
ベッドの端に私と同じように隣に腰掛ける荼毘がそう聞いてきた。
「...私の親と、燈矢くんの親同士が元々仲良くて。それで知り合った人でした。」
急に殺しにきたりしないかな、と隣の荼毘に警戒しながらそう答える。
「年上のお兄ちゃんで、私はすっごく小さかったからあんまり覚えてないけど、多分私が産まれたときからの知り合いです。」
私の1番古い記憶には燈矢くんがいる。
古い記憶、といっても、写真のように一部分だけが切り取られた記憶だけど。
「なんだか分からないけどすごく好きでした。私の初恋の人です。強くなるために一生懸命で、そんなところが大好きで。もちろんそれ以外にも大好きなところはいっぱいあったけど。」
「そんな燈矢くんにちょっとでも可愛いって思ってもらいたくて。小さいながらに可愛いをいっぱい勉強したりしちゃってました笑 あ！あと燈矢くんはすっごく優しくて！私、言葉の発達が遅い子だったんです。でも燈矢くんはそんな私の話を訳わかんないだろうに聞いてくれて。私も燈矢くんともっとお話したいからって言葉を覚えるのを頑張ったりしました。」
燈矢くんが亡くなっちゃってから誰にも話せなかった燈矢くんの話をしていると、なんだか懐かしくなってきて。
同時に寂しくもなってきて、涙が出てきてしまった。
「燈矢くん、私のどんな話でも優しく聞いてくれるから何でも話しちゃうんです。事前に話しちゃうっていうか。あ、そんなところも荼毘さん？と燈矢くん似てます。笑」
そう言い終えるとほぼ同時に嗚咽を漏らしながら泣きじゃくる私。
そんな私を慰めるでもなくただただ荼毘は見つめてきて。
「私、燈矢くんに伝えたいこと、いっぱいあるんです...、。」
荼毘「.....俺に言っとけばいいんじゃねぇか？似てんだろ、俺と燈矢ってヤツ。」
そう荼毘が言うから、私は荼毘に燈矢くんに伝えたいことを話はじめた。
「私、燈矢くんに私は大丈夫だよって伝えたいです。私、あの頃よりおっきくなったよって。もうたくさんお話できるし、難しい小説も読めるようになったし、なんなら日本語以外の言語も話せるし、違う国の本も読めるようになったの。」
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もちうさぎ(プロフ) - なんか可愛くてごめんって曲に似てる？ (2023年1月23日 18時) (
レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
影山KEI - はーちゃんあざとい。。 (2023年1月19日 18時) (レス) @page8 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 夢主ちゃんあざとかわいーです、、展開的に次の話くらいがめちゃ楽しみです！ (2022年12月12日 13時) (レス) @page22 id: 44246302dc (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ(プロフ) - はーちゃんあざとい…すき…ばくごーくんも満更じゃない感じでまた最高によいです… (2022年11月22日 23時) (レス) @page18 id: ebcad6c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
あわわ - 読んでてきゅんきゅんしました…かわいい… (2022年11月21日 23時) (レス) @page16 id: e4175cbe21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：COCOA
| 作成日時：2022年11月11日 20時
