深澤の元カノ (ページ9)

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ふっかさんとゲーセンページ9

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あれから数日。

街を歩いていたらふとゲーセンが目に止まった。

最近ふっかさんと会ったからだろうか。

高校の頃よくゲーセンのUFOキャッチャーでふっかさんが景品をとってくれていたのを思いだした。

.....なんか取れる気がするかも。

そう思い、ゲーセンの中に足を運んだ。

このとき少し考えればわかったわけだが、。

このゲーセンは駅からマンションまでの間にある。

UFOキャッチャー好きのふっかさんは高確率で立ち寄ってしまう。

そんなことは全く考えずにUFOキャッチャーで遊ぶ。

「やば、私めっちゃくちゃ下手じゃん。」

この猫のぬいぐるみが欲しいのに取れない。

しばらく頑張っていると、後ろから声をかけられる。

？「お姉さん、それ取りたいんですか〜？笑」

「え、はい...、って、なにしてんの。」

そこに居たのはふっかさん。

このときに気づいたのだ。

ふっかさんとの遭遇率がこのゲーセンだと高いことに。

深澤「仕事帰りに立ち寄ったらA発見した。A相変わらず下手すぎない？笑」

「うっさーい！笑」

深澤「取ってあげよーか？」

「お願いします。」

そういえば、なんと1発で取ってしまうふっかさん。

深澤「はい。」

「私の2500円...、」

深澤「嘘でしょ、25回これやって取れなかったの！？」

「まじ下手なのUFOキャッチャー。」

それからふっかさんとゲーセンを歩き回る。

「あれ欲しい。」

深澤「あのお菓子？」

「そう。」

こちらも難なくゲットー。

「次あれ欲しい！」

深澤「え、どれどれ。」

「あれ！」

深澤「犬？」

「の、隣！」

深澤「あー、...え？なにあれ、きもっ！笑」

「かわいいじゃん。」

深澤「Aああいうキモカワイイの好きだよね。」

「普通にだいぶ可愛いってアイツ。」

深澤「いや、だいぶキモイ。」

そう言いながらもふっかさんはちゃんと取ってくれる。

UFOキャッチャーやってるときの真剣な表情まじリアコ〜、とか思いながら見ていると景品ゲット。

両手いっぱいにぬいぐるみとお菓子を持って家まで帰る。

深澤「なんか持つよ？」

「この子達は私が育てるから持つ！」

深澤「んじゃお菓子だけでも持つよ。」

「あざます。」

お菓子の袋だけふっかさんが持ってくれ、ぬいぐるみを抱っこしながら家まで帰った。