個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ35)

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「ここはもう8000mの深海。シャボンの外に出れば水圧で潰されてしまいます。」

結局ウソップさんが数秒土石流を食い止めてくれ、その隙に危険な場所から離れる。

2年間でウソップさんもすごく成長したみたいだ。

そしてなんだかんだでそのまま海底に進んでいき、気づけば海底なのに光のある場所に到着していた。

そこには魚人島が存在していて。

大きなシャボンに囲まれている島はすごく綺麗で。

「幻想的...、」

感動するのもいいけれど早く上陸しなければ。

そう思って動こうとすると、海獣の群れに囲まれる。

海獣の群れの中には魚人もいて。

その魚人の姿をみてこの場から逃げ出すスルメ。

結局海獣の群れの中に取り残された私達はその魚人に選択権を与えられる。

新魚人海賊団の傘下に加わるかここで沈められるか。

もちろんルフィさんの答えなんて分かりきっていて。

ナミさんは先に手を打ってクードバーストの準備をするように言う。

ルフィさんが加入を拒否し、攻撃されるのとほぼ同時にクードバーストで私達は魚人島に突っ込み、なんとかその場から逃げ出した。

船内の空気がなくなりコーティングのシャボンが萎む。

なんとか魚人島に突っ込んだが、魚人島を包む巨大シャボンにコーティングが持っていかれてしまう。

空気がある空間に入ったから命はあったけれど、その先にも何かがあって。

どうやらこのシャボンは二重構造になっているらしく、普通の船ならこの空気の層で落下するようになっているらしい。

もう1発突っ込む、しがみつけ！とフランキーさんに言われ、船にしがみついたまま次の層へと入ればそこは海で。

能力者である私は力が抜け、その場で意識を失った。