個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ33)

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深海へページ33

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船をゆっくりと魚人島まで進ませていると、ウソップさんがこっちに向かってくる何かを見つけて。

船らしき影だと言っていたそれは確かに海賊船で。

シャボンをくっつけてきて、私たちの船に乗り込んでこようとしてきた。

だけどナミさん達は船を引く海牛に見覚えがあるようで。

海牛はルフィさん、サンジさんの方を見たかと思えば怯えたように逃げ出した。

船長のような男だけが私たちの船に乗り込み、そいつの仲間は船ごとどこかに行ってしまったのだ。

とりあえずこのうるさい変な男を捕らえておく。

なんだかんだでこの男からルフィさんは海獣に船を引かせるのが上級者の航海と聞かされ、海獣を捕まえたがる。

ナミさんに寒くなる、と聞かされてコートを羽織って。

深層海流や表層海流の話を聞きながら訳の分からないような顔をしているルフィさんやゾロさんを見て、2年経ってもこういうところは変わらないんだなぁ、なんて思ったり。

そんなうちに下降流のプルームが見えてきて。

大自然な作り出したすごい光景に少し感動しながらも先に進もうとすると、あの有名な怪物"クラーケン"が現れて。

もちろん普通は逃げの一択のはずだけどルフィさんがそういうわけにもいかず。

クラーケンを手懐けるなんて言い始める。

こうなってしまったルフィさんはもう止まらないだろう。

この変な船長を助けにきたさっきの船もクラーケンに握りつぶされてしまって。

この人の仲間が浮力で上に上がっていく姿はまるで.....

ゾロ「クラゲみてェだ。」

「ね。思いました。」

カリ「うっせェテメェら！黙ってろつの！！！」

今度は私たちの方にクラーケンは攻撃をしてきて。

反撃をしようにもこちらから大きな攻撃をすれば船のシャボンが割れてしまう。

結局ルフィさん達をシャボンの中に入れ、潜水服のようにして船の外に出て戦いに行った。

邪魔だ、と命綱を外して。

「あれ、私にもやってくれません？」

ロビ「あら、あなたも行くの？」

「命綱外してるのは不安だし。もし海流に流されても私の羽根があれば位置は分かるし戻って来れます。念の為に行ってきます。」

そう言って変な船長にシャボンの中に入れてもらう。

途中、船がクラーケンに襲われたけど一味の皆が何とかしてくれて。

結局私が海にでて3人に追いついた頃にはクラーケンを倒し終えていた。