個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ32)

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あの後チョッパーさんが大きな鳥に乗って迎えに来てくれ、その鳥さんの背中に私達も乗せてもらい、サニー号へと到着した。

皆と再会を果たし、サンジさんが鼻血を出したり海賊女帝に助けられたりもしながらなんとか海軍の足止めをくらうことなく私たちはルフィさんの言葉と共に出航することが出来た。

コーティングされたサニー号は深海へと潜っていく。

それにテンションが上がりながらもコーティングの仕組みや、バーソロミューくまについての大切な話を聞かせてもらう。

ルフ「あ！そういやA！」

「？、どうしました？......！！、そうですよね、私この船に乗せてもらうのはローに会うまでって話でしたよね、ごめんなさい、仲間みたいな顔して乗っちゃってます、。」

ナミ「そんなの誰も気にしてないわよ！！謝らなきゃいけないのは私たちの方よ。せっかく会えたのにまた離れちゃって...、。」

チョ「また会えるまでおれ達と一緒にいろよ！ルフィ！それまでAと一緒だよな！？」

ルフ「にししっ！当たり前だ！！」

ルフィさんがそう言ってくれた事に安心し、ほっとため息をつく。

ゾロ「で？ルフィ、Aに何か用があったんじゃねぇのか？」

ルフ「あぁ！そうだ！！お前が会いたがってるヤツから伝言預かってるんだ！！なんだっけなぁ、、ハンクパサーノ？？で待ってるって言ってたぞ！」

「ハンクパサーノ？...もしかして"パンクハザード"の事ですか？」

ルフ「あ〜！なんかそんな名前だった気がする！」

ウソ「ルフィ！お前なぁ...、Aがずっと会いたかったヤツに会う手掛かりなんだぞ！？ちゃんと覚えとけよ！！」

ウソップさんに怒られてしまうルフィさんだけど、大丈夫です！と私が声をかける。

「パンクハザードという島にローが居る可能性は高いですし。きっとその島で間違いないです。」

ロビ「そういえば...、トラファルガー・ローといえば、"王下七武海"の1人になったのよね？」

そう言われ、私は少し前に荼毘と読んだ新聞記事の内容を思い返す。

「みたいですよね。何を考えているのか私には分かりかねますけど...、。」

ルフ「にししっ！まぁ会えばわかるさ！アイツもこの先の海にいるんだ！」

「ふふっ、そうですね！」

この先の海で待っているローに再会出来る日のことを考えれば、自然と頬が緩んだ。