個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ20)

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疲れた私たちはその場にしゃがみこみ、このくまの偽物はなんだったのかと話しながら体を落ち着かす。

私も体を冷やしながら話を聞き、すぐに身を隠した方が良いけれど、もう少しだけ休憩をしてから動こう、となったとき。

また新たに知らない男の声が聞こえてきて。

海軍らしきその男はくまを連れていて。

そしてくまの偽物をパシフィスタ、と呼んだ。

パシフィスタは聞き覚えがある。

確か海軍の新たな人間兵器だ。

ドフラミンゴがそんなことを言っていた気がする。

そう考えていると新たにやってきたパシフィスタが攻撃を仕掛けてきて。

ルフィさんは1度分かれて逃げよう、と言う。

ルフ「おれ達はそれぞれ分かれよう！」

サン「あァ。大丈夫か？お前。」

サンジさんがゾロさんを見てそう言うから、私が声をあげる。

「私、ゾロさんと一緒に居ます。それでもいいですか？逃げる途中迷子になられても困りますし。」

ルフ「おう！」

ゾロ「誰が迷子になるかァ！！」

迷子も心配だけど、ゾロさんの傷の様子も心配だ。

そうしてゾロさん、ウソップさん、ブルックさんと一緒に逃げる。

3日後にサニー号で！と約束をし、私たちは走り出す。

サンジさん達の方にパシフィスタ、ルフィさん達の方に金太郎のような敵が行ってしまうい、。大丈夫かな、と不安になっていると辺りが突然光り出す。

またレーザー、？と思っていると、一瞬人影が見えて。

もしかしてまた敵？大将？だとしたら黄猿？？？

それはマズすぎない？？？

ゾロさんに近づくその光に危機感を持ち、すみません！と謝りながらゾロさんを突き飛ばす。

その瞬間、私の胸元が何かに貫かれた。

そして黄猿は私を足元に置き、トドメを刺そうとしてくる。

私の名前を叫ぶゾロさん達の声が聞こえる。

ロビンさんが気をつけて、その男は海軍大将だと叫ぶ。

当たりどころが悪かったのか、出血の量が多くて動けそうにない。

ゾロさんも私が突き飛ばしてしまった衝撃で思うようには動けないし、何より武装食の覇気を使えないから黄猿に攻撃が効かない。

ウソップさん、ブルックさん達も黄猿に攻撃をしようとするけれども効くことはなくて。

ロビンさんが私のことを動かして助けようとしてくれるけれどそれも阻止されて。

ギリギリでレイリーさんが助けに来てくれて私の命は助かった。