個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ38)

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攻めてきた海賊達は既に負傷していたようですぐに制圧し終えた。

なんなら全員倒してしまい、海賊たちの目的も分からずじまいになってしまった。

その後も人魚姫の誘拐犯はルフィさんだと言われたり、そんなわけないとナミさん達が主張したりといろいろ揉めていると、また侵入者がやってきた。

私達もその侵入者とグルかと怪しまれたり色々濡れ衣を着せられたり、人魚姫のストーカーだというバンダー・デッケンが能力を使って人魚姫を追っかけていったり、事がどんどんと進んでいってしまう。

アーロンという魚人がナミさんとナミさんの故郷に酷いことをした話は少し聞いたことがある程度だったけれど、この侵入者のホーディという魚人はそのアーロンと関係があるらしい。

実際にアーロンだったりを詳しく知らない私があまり口を挟むべきではないな、と口を挟んでウソップさんに怒られているブルックさんを見ながら少し思っているうちにホーディは城の壁を壊し、城の中に水を入れる。

「やば〜。」

ブル「ちょっと大変ですよこれ！特に私とAさん......って、Aさん飛んでるじゃないですか！！」

「地面が水浸しになっていて私はその水が苦手。だけど私には羽根が生えてるんです。飛ばない理由あります？」

ブル「Aさんそれズルいですよ！！」

少しふざけていると、ホーディは手についた水滴を飛ばしてくる。

その飛んできた水滴は矢のようになり、兵士たちを攻撃する。

そんな兵士達を身を呈して守るネプチューン王。

それを見て放っておく訳にも行かず、私も羽根を飛ばして兵士たちを守る。

ゾロさんは見聞色でホーディの攻撃を避けながら斬撃を放つけれどホーディは部下を盾にして自身の身を守った。

「.....ゾロさん、兵士達の縄解いても？」

ゾロ「あァ。頼む。」

ウソ「えぇ！？」

ゾロ「この国との交渉は決裂だ。人質を全員無事に返すっていう約束をおれ達は守れなかった。」

そう言ったゾロさんにウソップさんは頷き、私も羽根を使って兵士たちの縄を解き始める。

ナミさんとケイミーさんが行方不明だけれど今はこっちが優先だとウソップさんが判断し、私もそれに従う。

それから人質も全員解放し終え、ゾロさんの方を見ればネプチューン王に私達を逃がしてくれと頼んでいて。

ゾロさんはホーディが追ってきたらだも逃げられないだろう、と海中での戦闘を始めた。