くまちゃん ページ16
.
紫「花音〜！お土産やで〜！！！」
「おかえ・・・わっ！え、くま？！？」
紫耀の声が聞こえてリビングのドアを開ければ
大きなくまのぬいぐるみを抱えた紫耀がドアの前に立っていた。
「なにこれどうしたの？笑」
紫「んふふ、可愛いやろ♡」
「可愛いけど・・・(笑)」
紫「撮影で使ったくまちゃん気に入ったから捕獲して来た！！！」
いや、捕獲して来た！！！って、こんな大きいくまちゃんどこに置くのよ・・・
そう思ったけど、嬉しそうにニコニコしてる紫耀を見てたらそんなことどうでもよくなっちゃった(笑)
紫「はい、あげる！」
「私に？」
紫「せやで！お土産って言うたやん！」
「・・・うん？」
紫「俺が一緒におれへんとき、このくまちゃんがおれば多少は寂しさが紛れるかも知れんやろ？」
そっか。私の為にこのコを連れて帰って来てくれたんだ・・・。
これから寂しい時は紫耀の代わりをしてもらおう(笑)
「ふふっ、ありがとう」
くまちゃんを受け取って歩き出そうとしたのは良いものの、想像以上に大きかったからフラフラする私を見て楽しそうに笑う紫耀。
紫「ははっ！そのくまちゃん花音と同じぐらいあるな(笑)」
「私の方がおっきいもん！」
紫「大して変わらんて(笑)」
「うるさいな〜」
紫耀にイジられながら大きなくまちゃんをどうにかソファまで運ぶと、その隣に座ってぎゅーっとくまちゃんに抱きついた。
「これから紫耀の代わりよろしくね、くまちゃん」
紫「・・・はい、終わりー！！！」
突然そう叫んだ紫耀が、私とくまちゃんを引き離す様にして間に座り込んで来る。
「狭いよ紫耀くーん」
紫「今はくまちゃん必要ないと思うねんけどなぁ？俺おるんやし」
「あれー？くまちゃんにヤキモチですかー？笑」
紫「ええやろべつに。
・・・俺には抱きついてくれへんの？」
「しょうがないな〜(笑)」
さっきくまちゃんにしてみたいに抱きつけば
それに応えるように私の体に紫耀の腕が回る。
紫「花音は俺の。くまちゃんには渡さへん」
「ん、わかってるよ」
紫「・・・明日の朝ゆっくりやねん」
「うん？」
紫「久しぶりにええ？」
「いいよ」
紫「よし、くまちゃんはここで大人しく待っとってな」
紫耀が私を抱き上げて寝室に向かえば
2人だけの甘い時間の始まり。
END
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1626人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
心音(プロフ) - てちさん» 初めまして！お返事遅くなってしまい申し訳ありません(T_T)本当ですか？！実はこの設定ほぼ私自身がベースになってたりします(笑)これからも少しでも癒しを提供出来るように頑張ります！ (2018年12月26日 5時) (
レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - 初子さん» 初めまして！お返事遅くなってしまい申し訳ありません(;_;)なるべくリアルな表現が出来るよう心がけて作品を書いているので、そう言って頂けると本当に嬉しいです！これからも応援よろしくお願い致します。 (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
てち(プロフ) - はじめまして！遠距離から読ませていただき近距離に突入させていただきました！設定が個人的に自分と似ていてすごくのめり込んでしまいました(笑)毎日の癒しをありがとうございます(／≧ω＼)更新楽しみにしています♪♪ (2018年8月28日 7時) (レス) id: 06d732a0a1 (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - はじめまして(^○^)あたたかいお話がたくさんあって一気に読んでしまいました！とても素敵でリアルです。これからも楽しみにしています^o^ (2018年8月21日 21時) (レス) id: 5181f1af7f (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - ピンクローラースケートさん» ありがとうございます！ (2018年4月13日 6時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：心音
| 作成日時：2017年12月29日 18時
