=二人の世界・5= ページ32
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ある朝の事___。
いつも日課の散歩で
庭を歩いていた時、それは起こった。
親父が雇ったチンピラが庭へ侵入し
俺と涼介の前へ現れた。
おもむろに、その男がポケットから
茶色の瓶を出し、天へ掲げた。
反射した光に目を細めたと同時に
男は涼介に向かって放り投げた___。
「涼介___っっ」
オレは勇ましいknight
命を懸け、涼介を助けにいく。
ガシャンッッと大きな音をたて
劇薬の瓶が割れ、俺の額から血が噴き出した。
涼介の声にならない叫び声。
片目から肉の焼けるような悪臭。
「兄さんっ_兄さ__」
倒れ込む俺に涼介は近付き
俺を強く抱き締める。
動揺する涼介の濡れた頬を
そっと撫で、俺は台詞を吐く。
甘い危ういラブストーリーだ。
「涼介、よかった__。
怪我は、ない?」
「にぃさ、、にぃ。。」
「ふふ、泣かないで涼介。
俺は平気だよ」
「、、でも。。」
「お前が__涼介が無事なら
片目ぐらい、どうって事ない
な、だから涼介、泣かないで」
そう言って俺は君に永遠の愛を誓い
力尽きる。
「ホントに、よかった_」
君がいれば、君がいるなら。
他に何もいらない。
お前が手に入るなら。
もう俺は何もいらないんだ。
「涼介は、泣き虫だなぁ・・」
「だってにいさ__」
君は泣きながら、俺の伸ばした手に
真実のキスをしてくれる。
奇跡が起きる。
俺は眠りから覚めるのだ___。
「涼介、大丈夫だから。
な、心配するな」
「でも兄さん。、、今救急車くる、から
だから、兄さん。。お願いだから
兄さん、やだ。僕から離れないで__」
俺の手を強く握る涼介の手を
もっと強く握り、真実のキスをおく。
君の小さな小指に付いた俺の血が
強く強く絡みついて、沁み込んでいく
まるで赤い糸の様に。
固く君へと結ばれ、
永遠に解ける事はない。
絡みつく、絡みつく
強く強く絡みつく。
深く深く沁み込んで
解けない愛の様に___。
愛してる、愛してるんだ。
なぁ、涼介。
「離れるもんか__。
涼介、兄さんは一生・・
涼介の隣に居るよ。必ず
約束する。」
だから、泣かないで涼介。
愛してる、愛してる
両腕では足りない程の愛を
お前に___。
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智香(プロフ) - 宜しくお願いします〜頑張って下さい♡ (2022年6月29日 20時) (レス) id: 595c9169d1 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 智香さん» 智香しゃま〜♪はじめましてぇ〜あひる☆ですぅ。ニヤニヤ読んでくださってるんだぁぁ〜。うれしっっ。こちらこそ仲良くしてにょー。はぃ!がんばるっっ。(*''▽'') (2022年6月21日 11時) (レス) id: 68ee3a3bae (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - nokkochanmokeedanoさん» nokkochanmokeedanoしゃま!はじめましてぇあひる☆ですぅ。わぁ〜お鼻の下のびのびなんですなぁ〜。うれしいなぁ☆彡おお!曲と一緒に読んでいただけてありがたや〜、これからもどうぞ、よろしくですー。 (2022年6月21日 11時) (レス) id: 68ee3a3bae (このIDを非表示/違反報告)
智香 - こんにちは、はじめまして、いつも気持ち悪い笑みを浮かべながら←拝見させていただいております。はじめましてでこんなことをいうのもあれですが、仲良くしてください🙇(腐ってるの大好き❤️)これからも頑張って下さい! (2022年6月19日 10時) (レス) @page17 id: 89c49e7a48 (このIDを非表示/違反報告)
nokkochanmokeedano(プロフ) - あひる☆さん!はじめまして!いつも楽しく(ほぼ鼻の下伸ばして)拝見させていただいております!ちょうど恋をするんだを聞きながら読んでいたのでなんかホワッとフワッとしながら読みました😆これからも楽しみにしていますね!新しいお話もワクワクです! (2022年6月18日 15時) (レス) id: 3329f2b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2022年6月4日 12時