day13:稲荷 ページ14
1部屋
ズズside
はたさこ「…あの、歌いませんか？」
おそるおそる聞いた言葉は5歳には効かないようだった。
こいろ「もう！ちょっと静かにしてて！」
5歳にドスの効いた声を上げさせられ、はたさこ先輩は肩を窄めた。ちょっと涙目になっている。
はたさこ先輩が黙りこくったのを見計らって、俺の方に勢い良く顔を向けた。
こいろ「なんでいろはズーズーと一緒なの！？やだやだのやだ！！」
「そんな…ワガママ言ったって、こうなったわけだし、しかたねぇよ！」
こいろ「どうしてー？なんで毎回…」
はたさこ「稲野ちゃん…助けて…」
もう、どうしようもないんだろうか。
俺は、ため息をついて「脱法ロック」というボタンを押した。
ーーーーーーー
2部屋
かわぞえside
正直愛ゴリがここまで上手いとは思ってなかった。
愛の戦士「俺はなぁ、二人の師匠にこの曲を鍛えられたんだよぉ！」
うばまろ「まさかあの歌い手っぽい方々！？」
二人で会話が弾んでいるけれど誰だかよく分からない。
自分だけ仲間外れ感？
…ちょっと寂しいかも。
愛の戦士「おいおいゴリぞえぇ！今から俺のラストスパートソロライブが始まるんだぜ？そんな寂しそうな顔したらノレねぇじゃんかよぉ！」
ニヤッと笑う彼の姿が、なんだか頬が緩んじゃうような気持ちに浸からせる。
愛の戦士「お、なんだよゴリぞえ。いきなり笑いはじめてよ…」
うばまろ「ちょ、愛ゴリラストスパート始まってるから！」
愛の戦士「うぉっと！」
なんだよ、結局いつもの俺らじゃんかよ。
かわぞえさんも、二人の仲間だよなぁ！？
ーーーーーーー
3部屋
稲野side
前奏が始まって、ゆっくりと口を開く。
後ろではきっとゆがみぃさんが二人を説得しているところだろうか。
…青春って大変だなぁ。
そう思いながら、次々と字幕が青色に変わるのを目で追いかけ、それに合わせて口ずさむ。
やがてサビが終わり、少しの間、間奏が入った。
チラリ、と後ろを見るとAがこちらを見てキラキラと目を輝かせていた。
あまり歌には自信はない方だが…
そう考えている内に、二番へと突入した。
そういえば、はたさこ君は上手くやっているのだろうか。
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ココロン☆(プロフ) - 宮香さん» コメントありがとうございます！これからも五人で頑張るので応援していただきありがとうございます！ (2016年12月26日 17時) (
レス) id: f96a0ae45a (このIDを非表示/違反報告)
宮香(プロフ) - コメント失礼します！面白いです！５人でコラボは大変だとは思いますが、頑張って下さい(*´▽｀*)応援しています (2016年12月26日 10時) (レス) id: ca0bcd4b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココロン☆・しゅがー・緑月翡翠・稲荷・螢羅(K-Ra) x他4人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2016年12月25日 17時
