広臣side ページ10
「だって俺もうユキのこと好きになっちゃってるから。」
俺がそう伝えると
「え!?
なんで?いつ?どこを?」
飛び上がるほど驚いて大きな声で俺に聞く
「出会ってすぐ。タイプだったから。どこかはわからないけどピンときた。
どこが好きかは今から見つけていく。」
ユキはまだ驚いた顔で、あり得ないとつぶやいている。
「好きだよユキ。
俺これからガンガン攻めていくから。
お前が俺のこと好きじゃなくてもいい。絶対好きにさせるから。」
そう宣言すると
「私、好きって気持ちが何なのか、愛っていうのが何なのかわからない。」
ユキのそばにより下から覗き込みながら
「今はゆっくりでいい。
そうだな、ユキが俺に名前教えてもいいかなって思えたら付き合ってくれる?」
子供をあやすように背中をポンポンとゆっくりとなでると
涙目でコクンとうなずいた。
「ユキ、お前服とかないだろ?
今日のところは俺の貸すから、今度の俺の休みに服でも身にいこっか?」
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作者名:kurage | 作成日時:2021年10月5日 14時