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広臣side ページ8

「私、ここにおいてもらう代わりに家事をするわ。

いや、家政婦として雇ってくれませんか?」




また突拍子もないことを言い出したもんだけど、ただいてもらうってよりはましか、




「ああ、わかった。

よろしく頼むよ。」





それから彼女は意外にも手際が良くて見る見るうちにオムライスができてしまった。





「完成!どうかしら?

自分の中では上出来だと感じてるんだけど?」




さっきから気になってはいたんだけど、






「なあ、ユキ。

お前もしかして金持ちの娘か何か?」



俺がそう聞くと、




ロボットのような動きで、ギギギという効果音を立てているかのように首をこちらに向けた






「ど、どうして?」





まあビンゴだな。そう感じた。でも料理もできるし?







「だってお前しゃべり方なんかすっげえーお嬢様感満載だからさ」






ユキはハッとして






「忘れてた、もうこんな話方しなくていいのか」






癖で話しっちゃった〜なんて言いながら俺の前にオムライスを運んできて座った。







「今は何も聞かないで、別に広臣が捕まるようなことはしないから。」





食べよっといっていただきますと手を合わせた。

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作者名:kurage | 作成日時:2021年10月5日 14時

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