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広臣side ページ6
はあ、やっちゃたよ。
連れてきちゃったよ。
「やっぱり出ていったほうがいいですか?」
頼むよ、頼むから。
そんなにウルウルした目で言わないでくれよ。
「いや、全然大丈夫!」
まあ、こうなったら成り行きに任せるしかない!
一目惚れだし、、、
「とりあえず、君のこと何か教えてくれない?」
俺が軽くそう言うと、
「それは、、、」
悲しい顔をしながらうつむいてしまった。
訳アリだな、、、。
「じゃあ、名前だけでも教えてくんね?」
彼女はばっと顔を上げて、ブンブン顔をよくに振った。
「言えない、名前だけは言えない。
それ以外なら多少いえる。
名前は、、、、
あなたが決めて?」
やるせなさそうに窓の外を見ながら言った。
その姿は何故か儚くて消えてしまうんじゃないかと思った。
さっきまでどうしようと戸惑っていたはずなのに、
彼女が消えてしまうことは嫌だと思った。
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作者名:kurage | 作成日時:2021年10月5日 14時