広臣side ページ19
彼女と生活を始めてから一週間とちょっとが経過した。
そして今日は彼女の服などを買うべく二人で買い物に来ていた。
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「これと、これとこれ。あと、これも。」
「ねぇ、広臣私そんなに服着ないよ。
それにお金なんて持ってないし、、、、。」
俺がお気に入りのショップでユキの服を大量に買うもんだからおろおろし始めてしまいにはお金の話を始める。
「いいの俺は好きで買うんだから。
好きな子にかわいい服を着せて何がわりぃんだよ。」
そういって、黙ってついてこいと頭をポンポンとなでると顔を赤くして
「あ、ありがと。」
今にも消えそうな声でつぶやく。
最近のユキはおかしいなんだかずっと顔を赤くしておとなしい。
そして会計を済ませ家に直接配送してもらうようにお願いする。
店から出ると、
「ありがと、広臣!」
今田は申し訳なさそうな感じはなく心からありがとうと言っているのが分かるような顔でいう。
「じゃあ、お礼に手、つないでくんね?」
とユキのほうに手を差し出すと、顔を赤くして
「え!でもここ外だし、広臣有名人なんでしょ?」
申し訳なさそうに聞くから
「案外堂々としてたらばれねぇよ。
で、いやなの!?」
そう言って、早くというように手を揺らして待ってると
「じゃあ、つなぐ。」
すこし顔を赤らめながら、小さくて白い手を俺の手の上に乗せる
「広臣の手おっきいね!安心する。」
こっちがどきどきさせてると思ったらきゅうな天然発言にこっちがどきどきさせられる。
しかもわざとじゃないっていうのが怖いんだよなぁ。
「ユキ、なんか腹減らない?
昼ごはん何食べおれはんでのいいかんじだけどなぁ。」
ユキは、んーと手を顎に添えて考えるそぶりを見せた後に
「広臣と一緒なら何でもいいよ!!」
こんなかわいいこともこの一週間でいうようになった。
俺としてはいつまで心臓がもつかとても心配なとこではあるけど、、、。
「じゃあ、パスタにすっかー。
俺近くにいい店知ってんだよ。」
それからパスタを食べ、夕方くらいに家に戻った。
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作者名:kurage | 作成日時:2021年10月5日 14時