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シンデレラside
シ「なぁそういえば、舞踏会出んでええの?」
卵トロトロのオムライスを、スプーンですくって食べさせてあげる。
…美味しそうやなぁ…
ちょっと一口…と思うと、すごい怖い目で睨みつけられた。
シ「ええやん。ちょっとくらい!(小声)」
緑「あかん!(小声)」
黄「面倒くさいねん。毎週お妃探しやで?疲れるわ〜、って聞いとる?」
シ「お、おん。そうやね、王子達やったら選り取りみどりやんなぁ!(←聞いてない)さて、そろそろ行こっかなぁ!ご馳走さま!」
黄「えっ!?全部赤ん坊が食ったん?食べ過ぎやない?」
そうやねん。
ブラックホールみたいに食べ物が吸い込まれていくねん。
緑「げふっ」
黄「ん??」
この声…?と言うと、ダダッと回り込んでタチョの顔を覗き込んだ。
黄「なんや!タチョやん!自分、今回のお妃候補やったん?」
シ「はぁっ!?お妃候補??怪しい魔法使い達に連れられてきただけやで?」
黄「横山くんやろぉ?あの人、ハイソな令嬢じゃ兄貴に合わんからって、城下で合いそうな人を見つけては舞踏会に連れてくるんやで」
そうなん?タチョを見下ろせば、満足そうにお腹を撫でとる。
緑「今回はなかなか良さそうやろ?」
黄「おん、そやな」
シ「ちょぉっ!勝手に決めんで!!」
お妃候補って!!
黄「嫌なん?玉の輿やで?」
やって…好きやない人の所に嫁ぐなんて…
緑「家から出られるで?」
うっ、それは……嬉しいけど。
わかっとるよ。王子に見初められて結婚…なんて、皆大喜びのサクセスストーリーやん。
でも、そんなん急に言われても…なぁ。
シンゴ王子、どんな人やっけ?
ガハハハって笑って、八重歯が光ってた。
あの人の、お嫁さん…?
黄「心の声、全部口に出しとるで?」
緑「現実にはまだ見初められてないけどな(笑)」
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作者名:hio | 作成日時:2014年2月18日 20時