指輪 ページ6
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廉「ちっさいな〜」
「さっきからなにしてるの？」
廉「ん？花音の手触っとる」
「うん、それはわかってるけど(笑)」
廉「落ち着くねん。こうやって花音の手触っとると安心すんねん」
ソファに座って2人でテレビを見てると
廉が無言で私の手を触り出して、そのままずーっと手を離さないから気になってしょうがない(笑)
「手触ってて安心するってお母さん的な？私は廉のママなの？笑」
廉「ちゃうやん、なんでそうなんねん(笑)」
「小さい頃にお母さんと手繋ぐと安心しなかった？
そんな感じなのかな〜って思って(笑)」
廉「そうゆう意味ちゃうし(笑)
・・・これ、いつもしとるよな」
私の左手の中指に嵌めてある指輪に触れて
ちょっとだけ不安そうな顔をする廉。
「この指輪？これね、私にとって大切なものなんだ」
廉「まさかやけどさ・・・」
「ん？」
廉「元カレからもらった、とか言わへんよな？」
「・・・へ？」
廉「せやから元カレに・・・
「ぷっ、あははは！」
さっきの廉の不安そうな顔の原因がわかって笑いが止まらなくなる。
だって完全に廉の勘違いなんだもん(笑)
廉「おい！なに笑っとんねん！こっちは真剣に聞いとんのに！！！」
「ごめんごめん(笑)」
廉「で、ほんまのとこはどうやねん」
「もらったやつだよ、この指輪」
廉「えっ・・・」
「ママからね(笑)」
廉「はぁ？！紛らわしい言い方すんなや！今めっちゃ地獄に突き落とされた気分やってんけど！！！」
「普通考えて、今は廉と付き合ってるんだから元カレにもらった指輪つけてるわけないでしょ(笑)」
廉「わからんやん、そんなん」
「私ってそんなに酷い女だと思われてたんだ〜？へぇ〜？」
廉「や、ちゃうくて！ごめんな？！？」
不安そうな顔したり、わかりやすく焦ったり、なんか今日の廉は忙しいなぁ(笑)
「ふふ、わかってるよ。言ってなかった私も悪いし。
これね、20歳の誕生日の時にママがプレゼントしてくれた指輪なの」
廉「やから外さへんでいつもしとったんや」
「うん。お守りみたいなものだからね」
廉「・・・なぁ」
「なに？」
廉「その隣は空けといてな？」
「隣？」
廉「薬指。いつか俺がそこに指輪はめたるから」
返事の代わりにそっと指を絡めれば
嬉しそうに微笑む廉の横顔が見えた。
END
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心音(プロフ) - きゃんでぃー♪さん» 初めまして！お返事遅くなってしまい申し訳ありません(;o;)そう言って頂けると本当に嬉しいです！これからも応援よろしくお願い致します！ (2018年12月26日 5時) (
レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - みゆう♀さん» なかなか更新出来なくてごめんなさい(;_;)これからも応援よろしくお願いします。 (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃー♪ - 初めまして！廉君のお話も面白いですね！紫耀君の小説も読んでいます。だいぶ前から心音さんのファンです笑これからもファンでい続けます！頑張ってくださいね (2018年4月25日 18時) (レス) id: 0095237485 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう♀ - 続き待ってますｯ！ (2018年4月2日 18時) (レス) id: 17bb6d6987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心音
| 作成日時：2018年2月12日 21時
