ゲーム ページ5
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「今日のご飯なにがいい?」
廉「なんでもええよ」
「テキトーに答えないでちゃんと考えてよ」
廉「花音に任せる」
完全にゲームに気を取られてて、全く考えてくれる様子のない廉。
・・・本当になんでもいいって言うならコンビニのお弁当でも買って来ましょうか?!?
流石にムカついた私はゲームに集中してる廉に近付いて
「ちょっと出掛けてくる」
脅しのつもりでそう言ってみた。
廉「今から?なんで?誰と?」
「紫耀くんと」
廉「はぁ?!ほんまに言うてんの?」
いや、本当は全然ウソです。
確かに紫耀くんと連絡は取ってたけど “廉がずっとゲームしてるの〜” って愚痴ってただけだし(笑)
「廉、1人でゲームしてるからべつにいいでしょ?」
廉「そうゆう問題ちゃうやん。彼氏の俺を置いて紫耀と出掛けるっておかしない?」
「そう?彼女の家来てるのにずーっとゲームしてて、まともに彼女の話も聞かない廉の方がよっぽどおかしいと思うけど?」
廉「あとちょっとでクリアできんねんもん」
あーそうですか。そんなこと言ってると本当に紫耀くんと出掛けちゃうからね!
「・・・あ、もしもし?紫耀くん?」
テーブルに置いてあった携帯を無言で手に取って
紫耀くんに電話をかけるフリをすれば
廉「おい!ちょ、わかった!わかったから!あかんやめろ!!!」
ゲーム機を放り投げて私のもとに駆け寄って来た廉。
「ゲームは?いいの?」
廉「そんなこと言うてる場合ちゃうやん」
「さっきまでゲームに夢中だったくせに」
廉「ごめん。ちょっと真剣になりすぎた」
「クリアしたいんじゃないの?」
廉「そんなんあとでええから」
「・・・ふーん」
廉「ほんまにごめんて!!!」
「今日のご飯はコンビニ弁当でいいんだっけ?」
廉「へ?」
「なんでもいいって言ったじゃん」
廉「・・・そう、やんな」
シュンとする廉の顔を見て、もう充分反省してるなってわかったし、そろそろやめてあげようかな(笑)
「ウソだよ。紫耀くんに誘われたって話も全部ウソ」
廉「・・・はぁ〜、よかった」
「でも、次は本当に出掛けるからね?」
廉「もうしません」
「ゲームと私、どっちが大事?」
廉「花音に決まっとるやん」
「ん、よろしい」
この日から、廉が私を放置してゲームに夢中になることは無くなりました。
END
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心音(プロフ) - きゃんでぃー♪さん» 初めまして!お返事遅くなってしまい申し訳ありません(;o;)そう言って頂けると本当に嬉しいです!これからも応援よろしくお願い致します! (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - みゆう♀さん» なかなか更新出来なくてごめんなさい(;_;)これからも応援よろしくお願いします。 (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃー♪ - 初めまして!廉君のお話も面白いですね!紫耀君の小説も読んでいます。だいぶ前から心音さんのファンです笑これからもファンでい続けます!頑張ってくださいね (2018年4月25日 18時) (レス) id: 0095237485 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう♀ - 続き待ってますッ! (2018年4月2日 18時) (レス) id: 17bb6d6987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心音 | 作成日時:2018年2月12日 21時