おつかれさま ページ1
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___ガチャ
廉「花音ー!!!」
「え、廉?!今日来るって言ってたっけ?!?」
廉「会いたなったから来てん!」
お風呂上がり、持ち帰って来た仕事を終わらせる為にパソコンと向き合っていると、突然玄関の鍵が開く音がして、その直後に聞こえて来た大きな声。
その声に反応して顔を上げた時には、廉は既に私の目の前に居た。
「来る前に連絡くれればご飯作っといたのに」
廉「ご飯は食べて来たからいらんよ。花音に会いに来ただけやし」
「・・・急だからスッピンなんだけど」
廉「今更なに言うとん(笑)」
「そうゆう問題じゃないの」
廉「俺スッピン好きやもーん♪」
ご機嫌そうにそんなこと言ってる廉を見るとなんだか笑えて来ちゃう。
「・・・ぷっ」
廉「なんで笑うん!」
「可愛いな〜って思って」
廉「まーたそうやって子供扱いする」
「だってまだ子供でしょ?」
廉「19なったし!来年には成人やし!」
「はいはい(笑)」
廉「もう!なんやねん!」
「ねぇ、重い〜」
廉「知らんわ!大人しくしとけ!」
ちょっと怒った様な口調で、顔は不貞腐れてるくせに、私の背後に来てソファに座ると、体重をかけるみたいにぎゅーっと抱きついて来るから、やっぱり可愛い(笑)
「廉くーん」
廉「・・・」
「廉ちゃーん」
廉「・・・」
「れーん」
廉「・・・なに」
「お疲れさま」
廉「・・・」
「疲れてたんでしょ?それくらいはわかるよ。これでも一応彼女だし」
廉は “会いに来ただけ” そう言ってたけど、本当は最初からわかってたよ。
アイドルの仕事をしながら大学にも通ってて、疲れないはずないもんね。最近は特に、デビューも決まってそれなりにプレッシャーも感じてたと思う。
廉「一応ってなんやねん。ちゃんと彼女やんか」
「そうだね(笑)」
廉「・・・今日泊まってく」
「家に連絡しときなよ」
廉「もうおっかあに言うてある」
「私がダメって言ったらどうすんのよ」
廉「そんなこと言わせへんもん」
「生意気だなぁ(笑)」
廉「うっさいねん(笑)」
「よし、今日は私が癒してあげる!」
廉「ほなとりあえずベッド行・・・
「違うから!そうゆう意味じゃない!盛るなガキ!」
なんて言いながらも、結局は廉が望めば相手しちゃうのが私なんだけどね(笑)
毎日お疲れさま、廉。
END
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心音(プロフ) - きゃんでぃー♪さん» 初めまして!お返事遅くなってしまい申し訳ありません(;o;)そう言って頂けると本当に嬉しいです!これからも応援よろしくお願い致します! (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - みゆう♀さん» なかなか更新出来なくてごめんなさい(;_;)これからも応援よろしくお願いします。 (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃー♪ - 初めまして!廉君のお話も面白いですね!紫耀君の小説も読んでいます。だいぶ前から心音さんのファンです笑これからもファンでい続けます!頑張ってくださいね (2018年4月25日 18時) (レス) id: 0095237485 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう♀ - 続き待ってますッ! (2018年4月2日 18時) (レス) id: 17bb6d6987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心音 | 作成日時:2018年2月12日 21時