ダイエット ページ8
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廉「なんや花音もう食べへんの?」
「うん」
廉「どうしてん、食欲あらへんの?体調悪いん?大丈夫か?」
心配そうな顔して、息する間も無いくらいの勢いで質問攻めしてくる廉に思わず笑ってしまう。
「ふふ」
廉「なんで笑うねん!心配してんねんけど」
「ごめんごめん。心配しなくて大丈夫だよ、全然元気だから」
廉「ほなもっと食べたええやん」
「今日はもういーの」
立ち上がって空いた食器を運んでいたら
背中に感じるもの凄い視線。
「・・・なに?」
廉「なぁ、まさかやと思うねんけどさ」
「ん?」
廉「ダイエット、してへん?」
「してるよ?」
廉「はぁ?!?なにをしれーっと答えとんねん!アホか!せんでええわ!!!」
「なんでよ〜、廉が決めることじゃないし」
廉「彼氏やもん、口出す権利あるやろ」
「・・・そうかも知れないけど、廉だってスタイルいい女の子のが好きでしょ?」
廉「そりゃあいいに越したことはないけど・・・」
「でしょ?だから私もスタイル良くなれるように頑張るの」
廉「いや、べつに花音太ってないやん」
「もうちょっと痩せたいんだもん」
廉「なんでそんな痩せようとしてん」
「だって夏だよ?」
廉「夏だからなんやねん」
「ほら、ね?水着とか、着るかも、知れないし・・・」
実はこないだ友達に誘われたんだ。みんなで海行こうよ!って。
廉に言うと色々うるさそうだから、まだ言えてなかったけど。
廉「あ゛?水着???」
ドスの効いた声ですぐさま食いついて来た廉。
やっぱりそうなりますよね・・・。
「いや、あのですね・・・」
廉「俺と水着着なあかんような場所、行く約束なんかしたっけ?」
「・・・してません」
廉「どうゆうことやねん」
「友達に、誘われちゃって・・・」
廉「どこに」
「・・・海?」
廉「それで痩せようとしてたんや?俺がおらんのに?他の男がいっぱいおる場所で?綺麗になって水着なんか着て?
・・・知らんからな、変な男に捕まっても」
突き放すような言葉とは裏腹に、私の腕をガシッと掴んでソファに座った廉は
「っ、わ!」
そのまま私を押し倒して
廉「お前は誰のモノなんかよーくわからせてやる」
なんて言うから
ただ綺麗に水着を着たかっただけなのに
こんなんじゃもうダイエットどこじゃない。
END
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心音(プロフ) - きゃんでぃー♪さん» 初めまして!お返事遅くなってしまい申し訳ありません(;o;)そう言って頂けると本当に嬉しいです!これからも応援よろしくお願い致します! (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - みゆう♀さん» なかなか更新出来なくてごめんなさい(;_;)これからも応援よろしくお願いします。 (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃー♪ - 初めまして!廉君のお話も面白いですね!紫耀君の小説も読んでいます。だいぶ前から心音さんのファンです笑これからもファンでい続けます!頑張ってくださいね (2018年4月25日 18時) (レス) id: 0095237485 (このIDを非表示/違反報告)
みゆう♀ - 続き待ってますッ! (2018年4月2日 18時) (レス) id: 17bb6d6987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心音 | 作成日時:2018年2月12日 21時