相談 ページ14
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お昼ご飯をみんなでワイワイ食べてる時
突然としみつが私に奥の部屋に行くように言った。
なんでと聞いても生返事しか返ってこなかったけど
もうすぐ食べ終わりそうだったから中断して席を外した。
すると、同じように連れて来られたらしいあーちゃんが来た。
としみつはドアをぴしゃりと閉め切った。
『何?としみつ』
あ「としくんから呼ばれるなんて珍しすぎる〜」
と「や、なんか
余計なお世話かもしんないけど、」
としみつの表情は妙に真剣だった。
と「あやなん女だし、ほら相談できるといいかなって」
あ「ん?相談?いいよ、聞くよ」
と「いや、俺じゃなくてAなんだけど」
『え、私?』
と「あの、この間のやつ」
やっと分かった。
としみつはこの間の事件のことを
あーちゃんに相談させようとしてるのか。
私は言葉に詰まりながらこの間の全てをあーちゃんに話した。
話終えた時にはとしみつはいなかった。
あーちゃんはぎゅっと私を包み込んでくれた。
あ「何そいつら、許せない。
私の大事なAちゃんにそんなことするとか」
『あーちゃん…』
あ「辛かったよね。
もう大丈夫だからね」
『…ありがとう』
あ「もし良かったらぎゅーだけじゃなくてちゅうもしよっか」
『んーそれはいいや』
もう傷も癒えてるのかななんて自分では思ってたけど
人のあったかさに触れて、感動して、
ちょっと泣いた。
『ありがとう、あーちゃん大好き』
あ「もう可愛い、結婚しよう」
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作者名:つんつん | 作成日時:2017年12月12日 9時