【東海オンエア】俺の彼女は、変わってる。

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午後11時。


机に置いていたスマホが急に震えた。



Aからの着信。


珍しい、Aから電話なんて。


しかもこんな時間に。






「もしもし、」



「…もしもし」



「…なんかあった？」



「ごめんね、急に掛けて。」



「謝んなくていいし、


なんかあったんでしょ。


ん、言って。」



　

本当は、少し分かってる。


Twitterに上がった、あの写真が原因だって。




でも、なんとなく


Aの口から聞きたかった。





「なんか、Twitterの写真、見た？」



「まあ、」



「ごめん、それだけ。


声聞きたくなっちゃっただけ。


眠かったよね、切るね。」






ちょっと、素っ気なかったかな。


面倒くさがってるとか思われてるかも。





「まだ切らんで。」



「えっ、うん」



「なんか変なこと考えてるかもしれんけど、


俺はAが好きだし


それ以外、どうでもいい。




Aが居たら


なんもいらんって思っとる。





っていう、それだけ。」





うわ、我ながら臭い。





「じゃあ、おやすみ。」


「ふふ、うんおやすみ」





でもまあ


Aがちょっと元気になったっぽいから



いっか。

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