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、
しばらく手を繋いで歩いてると、
急にとしみつが距離をとった。
「え、ちょっと」
「ごめん、今だけ」
すると、前から来た、二人の女の子たち。
可愛くて若い、私よりも。
「あの、としみつさんですよね!?
あああ握手してもらっていいですか!!!」
「うん」
「いつも動画見てます!!大好きです!!!
これからも頑張ってください!!」
「ありがとう、」
あ、そっか。
私だけのとしみつじゃないんだね。
なんか、遠い人みたい。
やっぱりマスクしないと歩けないし、
分かってたよ、忘れてただけ。
でも、やっぱり
淋しいなあ…
ゆっくりと背を向けて歩き出す。
なんだろ、泣きそうかも。
だめだめ、せっかくデートなんだから。
「A何勝手に帰ろうとしてんの」
「…してないし」
「どうした、嫉妬?」
「…なんか、ちょっと寂しくなっただけ」
「心配しんくっても、俺はAしかいないし。
他の人とは全然違うやん」
モヤモヤはちょっと腫れないけど
こうやってとしみつの手を握ると、
全部どうでもよく思えた。
「また来ようね」
「今度は歩いてくるか」
「超人じゃん」
なんだかんだ、あなたがいれば
楽しい1日。
((なに、寂しくなった?
((まあ、そんな感じ
((へー、かわい
((うるさいから。
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ゆん - 何度も読み返しています! めっちゃ最高です!!!!! (2018年6月17日 9時) (レス) id: c8143ac316 (このIDを非表示/違反報告)
栞 - うわあああ、たまらなく好き。。この作品最高。。何度も読み返してます! (2017年12月13日 18時) (レス) id: 6fc5970084 (このIDを非表示/違反報告)
ちーすけ(プロフ) - すごいこのお話好きです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年11月30日 21時) (レス) id: 4adda75a8c (このIDを非表示/違反報告)
つんつん(プロフ) - ありがとうございますー!!頑張ります!! (2017年9月6日 20時) (レス) id: f361be462a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - すごい面白いです!これからも頑張ってください! (2017年9月5日 13時) (レス) id: 19a12c05ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つんつん | 作成日時:2017年9月3日 7時